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大切なのは練習量じゃない・・・

今日のYouTube新作

■2023年も3週間経過・・・「健康目標」の進捗報告をします
今年の私の最重要目標は「痩せる」ことです。なぜそれが最重要なのか。
痩せるための運動によって脳が喜び、集中力も持続力も高まり、アイデアにも
キレがでます。
つまり「痩せ」は健康目標ではなくビジネス目標、経営目標に絶大な効果があるのです。
反対からみれば、無駄に太っていては良い仕事もできないということです。

大切なのは練習量じゃない・・・

●今年1月初旬の日本経済新聞に掲載された青木瀬令奈選手に関するコラムが印象的だった。今日はその記事をベースに書いてみたい。
女子プロゴルフファンならご存知の青木瀬令奈(あおき せれな、29)選手は、シーズンオフの今でもバラエティ番組で見かけることはない。

●2011年にプロテストに合格しプロに転向。しかし成績は泣かず飛ばず。誰にも負けないくらい練習してもなかなか芽が出ない。やるべ
事はほぼやりきったはず。プロゴルファー生活も10年をすぎ、「引退」の2文字も頭に浮かんでいた。

●そんなある日、キャディーの大西翔太コーチからいわれた言葉が彼女の胸に刺さった。

「(真剣さは)練習量じゃない。ゴルフにどれだけ向き合うかだ」

●彼女は大谷翔平選手が高校時代につけていた野球ノートをヒントに改良を加えた独自の「ざんげノート」をつけ始めた。
ラウンド中はいろんなことを考えている。気づきや発見もたくさんある。同じミスを二度としない。
明日の自分への引き継ぎのための「ざんげノート」は威力を発揮した。

●「ゴルフにどれだけ向き合うか」という言葉が刺さった理由は他にもある。ゴルフ以外のことに向き合う時間がかなりあることを彼女自身が知っていたのだ。
それは「ゲーム」と「漫画」と「宝塚歌劇団の観劇」だった。
自分では気分転換のつもりだったが、気分転換が必要なほどゴルフに向き合ってはいない自分があった。

●気分転換をすべて封印し、その時間を「ゴルフについて考える」時間に変えた。「ネイルもしないし美容室にも行っていない。髪は自分で切っています。何かを得るには大切な何かを手放すしかない」と彼女。

●相変わらず練習量は多い。シーズンオフの今も腕が黒く日焼けしている。日焼け止めが進化した今、顔はもちろん、両腕、両脚にクリームを塗れば夏でも色白をキープできるのにどうして?その理由が奮っている。

「腕には日焼け止めを塗らないようにしている。万が一、手に付いたクリームでグリップが滑って(ミスショットにつながり)1打損するかもしれない。リスクの芽を摘んでおきたい」

見事なプロフェッショナリズムだ。

●そんな青木選手は2020年から日本女子プロゴルフ協会(LPGA)プレーヤーズ委員会委員長を務めている。
2021年、「宮里藍サントリーレディスオープン」では最終日に逆転優勝。同年、全英女子オープンの出場権も獲得したが惜しくも予選落ちした。
そして2022年は、中々優勝に届かずトップ10入り5回など上位の常連をつづけ、ようやく6月の「資生堂 レディスオープン」で優勝。
生涯獲得賞金も3億円を突破した。

●それでも青木選手の表情は険しい。

年間では自己最高となる約7000万円を稼いだにもかかわらず険しいのはなぜか。「1勝したあと、残るシーズンでトップ10が1回だけ。そこに何が足りなかったのかオフの間も突き詰めていきたい」

●引退が頭をよぎったとき「もうやり尽くした」と思っていたゴルフ。
しかし、未知なる世界がまだまだ広大に残っていることをいまの彼女は知っている。ゴルフにとことん向き合った今、それがわかる。

★青木瀬令奈選手 https://news.golfdigest.co.jp/players/profile/10624/