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どんどん好きになっていく

どんどん好きになっていく

●次回『ミッションインポシブル』の見どころはなんといっても
ムクルーズのスタントシーン。
スタントとは「妙技」「離れ業」という意味だが危険がともなうため、スタントマンを起用することが多い。

●昨年8月下旬にイギリスで屋外シーンの撮影が行われたが、スタントマンによるアクションシーンの撮影でバイク事故が発生。幸い怪我人は出なかったが、2,800万円のバイクが大破した。事故原因の調査のため撮影は一時中断したこともある。

●そんなことがあってもトムは自らの見せ場は自分が演じると決めている。
主演がスタントするから映画館に人が集まると考えているのだ。
今年61才になるトムだが「彼ほど空中姿勢の良い人は珍しい」と実技指導の専門家も
口を揃える。スタントマン以上の演技をみせることができるのがトムなのだ。

●そのためには「緻密に練習する。何度も何度も何度も何度も何度もね」とトム。
まるで機械みたいにスカイダイビングを500回、モトクロスジャンプを13,000回練習した。英国にも大がかりな傾斜台を作った。
トムの練習用である。

●猛スピードのモトクロスで断崖絶壁を飛び降りるシーン。最高の見せ場は
北欧・ノルウェーで収録された。本番の撮影収録は一発OK
監督以下全員が安堵したが、トムは「今度はもっと長めに飛んでみる」と再収録を提案。
なんと計6回めの収録で最高のスタントシーンが撮れた。カメラやドローンの性能向上で以前なら決して撮れなかった映像だという。
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は
2023年7月21日(金)に公開される。

●最近はCG技術が進んだせいで、いかなる映像もリアルに映し出すことができる。リアルとCGの見きわめがむずかしくなっているわけだが、それだけにメイキング映像は、完成した映画よりもドキドキしてしまう。

★特別メイキング映像(9分22秒)
 ⇒ https://youtu.be/SE-SNu1l6k0

●昨年の『トップガン』といい今年の『ミッション:インポシブル』といい、還暦過ぎても映画づくりのために危険を省みず挑戦するトムの姿勢には胸を打たれる。
以前はそれほど好きでなかったが、どんどん好きになっていく。
なのでこの映画も公開初日に観ると決め、予定を確保した。

★『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
予告編(2分10秒) ⇒ https://missionimpossible.jp/