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歴史好きにとっての12月14日は・・・

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■【今年の総括】2022年10大ニュース、そして2023年10大目標
2022年ものこすところあと半月となりました。そこで今年一年の10大ニュースと、来年の10大目標をつくり、社内ミーティングや忘年会、家族会などで発表し合いませんか?

歴史好きにとっての12月14日は・・・

●歴史好き、とりわけ江戸時代好きの人間からみれば、京都や東京、大阪、名古屋は名所旧跡だらけでワクワクする。先日も東京八重洲口で知人と待ち合わせしたのだが、早く着いたので周辺を散策することにした。
八重洲でGoogleマップを立ちあげ、「千葉道場」で検索したところ、10分以内の場所に史跡があるとわかった。さっそく行ってみた。

●ここに千葉定吉がひらいた「桶町千葉道場」があった。
坂本龍馬が江戸に出て、この場所で北辰一刀流(創始者・千葉周作)の剣術を学び、志士になっていった。その場所に立つだけで感慨深いものがある。行き交う人々の多くにとっては単なる路傍の遺跡パネル。
パネルがあることすら気づいていないかもしれない。

●だが歴史好きにとって、ここは聖地だ。龍馬が連日ここに通い、腕をみがいた。同じ場所に立つ。時空を超えて龍馬と対面できる。
龍馬の偉業に負けないことを自分もやらねばと決意を新たにすることができる。要するに名所旧跡は発奮する場所、パワースポットなのだ。

●歴史好きにとっては日付にも意味がある。
元禄15年の今日12月14日は、赤穂浪士による吉良上野介邸討ち入り事件があった日だ。西暦に直すと1703年。江戸時代が始まってちょうど100年という元禄文化真っ盛りの時期である。
ちなみに旧暦12月14日は新暦にすると1月30日となるが、当時の人たちにとっては12月14日は、やっぱり12月14日だ。

●討ち入り前日に降った大雪で街道には雪がたくさんつもっていた
討ち入り当日は晴れ。映画やドラマでは演出を盛りあげるため、討ち入り当日も雪にしているものが多いが、史実とは異なる。

●吉良邸の場所は今の墨田区両国で、現在は本所松坂町公園になっている。実際に行ってみると石碑があり、のぼりも立っていたが、ひっそりとした印象。
一方、赤穂義士の墓地がある泉岳寺は品川駅から徒歩圏内にあるせいか、今も赤穂浪士ファンが訪れる観光スポットになっている。

●歴史が好きになると日本中が歴史のパワースポットになるし、毎日がスペシャルな日になる。
自分も負けじと自分史に新たな一ページを刻もうと決意して一日を始めることもできる。なにより、歴史好きになると毎日が楽しくなる