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各社の2023 予測レポート

各社の2023 予測レポート

●「世界的な景気減速がインフレを抑制へ」

アクサ・インベストメントの2023年予想が発表された。レポートはこう続く。
「欧州と米国はいずれも景気後退に陥ると予想される。世界経済の成長鈍化に伴い、インフレは今後2年間で緩和するとみられる。多くの逆風が残るものの、株式には反発余地が十分にある。
2023年前半は「ディフェンシブ」銘柄と「バリュー」銘柄、後半は「シクリカル」(景気循環株)銘柄と「グロース」銘柄のパフォーマンスが改善するとみている。」

つまりアクサは来年も世界的な景気後退が続くとみているわけだ。
AmazonやTesla、NVIDIAといったグロース株の出番は来年後半まではなさそうだ。

詳しくはこちら。→ https://onl.bz/SN3v57b

●この時期は各社から来年予測のレポートが発行される。
アクサ以外で私が注目しているのはサクソバンク証券の「大胆予測」とNRI野村総研の「未来年表」。

●サクソバンク証券はデンマークに本店がある欧州に強い証券会社で、日本にも支店がある。SBI証券や楽天証券では買えない欧州株が買えることから私も口座をもっている。
このサクソバンクの「大胆予測」は文字どおり大胆で、大胆すぎて思わず声が出てしまうほどだ。従ってサクソバンクではこれは公式見解ではないと断りを入れている。あくまでエコノミストの個人見解であるというわけだ。

さっそく10大予測をタイトルのみご紹介しよう。

1.テック業界のビリオネアがコンソーシアムを組成しエネルギー転換を加速
2.マクロン仏大統領が2023年に辞任
3.金は2023年、3,000ドルまで上昇
4.EU軍の創設でEUは完全に統合
5.ある国が2030年までに食肉生産を全面禁止
6.英国、ブレグジット撤回の国民投票を実施
7.インフレ抑制のために広範な物価統制が導入される
8.OPEC+、中国、インドがIMFを脱退
9.日本は金融システムを抜本的に見直し円安の限界を200円に設定
10.タックスヘイブン禁止によりプライベートエクイティに打撃

いずれも気になるが、円安が200円まで進むとは何たる大胆予測

本文はこちら。→ https://onl.bz/87b3Nxa

●またNRI・野村総研の2023年-2100年「未来年表」も発表された。
先週発表されたばかりのホヤホヤである。
例によってPDFをダウンロードして読むわけだが、私は巻頭コラムの「フィジカルインターネット」に強い興味をもった。
物流の「2024年問題」がひかえている。このままでいけば、物流量がキャパを超え当日配送・翌日配送が維持できなくなる問題だ。
日本政府も「フィジカルインターネット」実現に向けてのロードマップを発表するなど、目が離せないテーマと言えそうだ。

★NRI未来年表 → https://onl.bz/eFazfrT

この機会にあなた自身の2023予測や目標も考えることにしよう