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株主総会に来ています

株主総会に来ています

●今朝、6時台の新幹線で東京に来た。
今回の出張目的は「霞ヶ関キャピタル」の株主総会に参加するため
総会は約20年前の「エイベックス」以来だが、そのときは安室奈美恵の株主限定ライブがお目当てだったので純粋な総会参加は初めてのこととなる。

●「霞ヶ関キャピタル」は不動産セクターの会社だが不動産を仕込んで価値を高め、それを売却するという点では多くの不動産会社と変わらない。ところが幾つかの点において他と異なる特徴がある。
その一つは取得する不動産を事業案件化し、価値を高めて賃貸する点にある。しかも土地の売却や賃貸収入だけが目的なのではなく、個々の案件をファンド化し金融商品として投資家に販売することも視野に入れている。つまり一つの物件から二重、三重に収益機会を生みだす「不動産ファンド会社」なのだ。

●今の収益事業は三つある。

・物流倉庫
 eコマース需要の高まり、冷凍食品の需要の高まりなどで、ますますきめ細かいサプライ   チェーンの構築が求められる物流業界。特に同
 社が強みとするのは冷凍・冷蔵倉庫。2030年に全廃されるフロンガスや代替フロンを使  
 わないESG対応の次世代倉庫に強みをもつ。
 またドローンやDX、ロボットなど最新テクノロジーを搭載した倉庫開発や、太陽光など
 の自然エネルギーを利用するなどの先進性の高さも競争力の源泉になっている。

・FAVホテル
 注力中のホテルチェーンはファミリーやグループなどの団体利用を主力にしたもの。
 デザイン力の高い欧州企業と提携し、集団利用+安さ+デザイン性で人気のFAVホテル。
 昨年熊本に開業したホテルは「じゃらん」の人気ランキングで九州部門首位になった。コ
 ロナ禍で開発をストップしていたが今期(2022年9月1日~)から開発を再開し、イン
 ウンド需要を取り込む予定。

・ヘルスケア
 昨年新たに参入した事業がヘルスケア。第一号店として札幌市郊外にホスピス事業を開業
 したが、今後この分野の事業を拡大していく

●霞ヶ関キャピタルは4K企業リストの常連。ずっと経過観察してきたが昨年末には個人的にも投資を開始した。
春先まで株価は低迷していたが、夏以降は上昇基調に転じ、最近は上げ足を早めている。個人的な貯株も今年から「霞ヶ関キャピタル」に切りかえてきた。来年も貯株を継続する予定だが、本当にそれで良いのかを確認するために総会に来た。

●投資したいと思わせたのは業績が良いだけでなく、2026年を最終年度とする中期計画が極めて意欲的だったから。5年で利益を10倍にするという大胆な計画を初めて見たときは「大風呂敷を広げた」と思ったが、社長のIR動画をみて考えを改めた。単なるホラにあらず、極めて現実的な計画であると判断した次第。

●この利益10倍計画は「霞ヶ関キャピタル2.0」ともいう。その構想発表から1年経った今、改めて総会に参加して社長の考えを生で確認したいと思う。こうした会社に出会えたことは投資家として幸運だと思うし、こうした関係がこの先何年も続けばそれに越したことはない。