国内経済

福岡IRセミナーに参加して

今日のYouTube新作

■僕たちは習慣でできている。

三日坊主になりやすい人は目標を高く設定しやすい傾向があります
そうならないためにハードルは限界まで下げるべきなのです。
習慣に問題があると思っている人にとって佐々木典士氏のこの本は救いにもなるし、勇気ももらえるはず。
私もくり返し読みましたが、特に印象的だった箇所を集めてみました。

福岡IRセミナーに参加して

10月6日(木)福岡出張。
どうしても聞きたいセミナーがあったので他の予定を変更し、朝早い時間帯の新幹線に乗った。
主催は日本証券新聞社で投資家向け会社説明会セミナー。
要するにIRセミナーである。

IRセミナーの多くはネットに録画が公開されているので、私もこれまで100社以上の動画をみてきた。
そのなかで何度もみたり、生でも聴いてみたいと思わせる社長はそれほど多くない。

上場企業のなかには、株主獲得のためなら担当者任せでなく社長自らIRセミナーに登壇する会社がある。
自社単独で開催する場合もあれば、今回のように新聞社や金融機関主催のセミナーに社長が登壇することもある。
大抵の場合、社長自ら精力的にIRする会社は自信がある証拠で、将来有望な会社が多い。

今回は二社のIRと一人の著名な投資家によるトリプル講演だった。
私のお目当ては二人目の講師、霞ヶ関キャピタルの河本幸士郎社長
氏の50分の話を聞くためだけに丸一日という時間と数万円の交通宿泊費を投じたと言える。

河本社長の前に福岡本社の東証プライム上場企業がプレゼンした
堅実な会社でこれからも発展しそうな会社ではあるが投資したいとは思えなかった。
将来に夢や華を求めるのは私だけではないはずで、良さそうな会社なのに惜しい。

霞ヶ関キャピタルの河本社長は夢も華もあるプレゼンをされた。
更にいえば、実もあった。
さっきの話といまの話を組み合わせたら、どうみても「今期の業績は上方修正必至ですよ」と言っている箇所があった。
ボンヤリ聞いていると聞き逃すような言外のメッセージがビシビシ伝わってくるのは地方都市でのIRセミナーならではといえる

霞ヶ関キャピタルの場合、決算発表時にはまずアナリスト向けセミナーを開催する。
その内容は録画され、後日IRページにアップされる。
だからわざわざセミナーに参加する必要はないわけだが、投資家向けセミナーならではの魅力があるのだ。

個人投資家を相手に話す。
しかも多くは中高年。
地方で平日の午後に参加できる人となるとおのずとそうなる。
したがって話が極めてわかりやすく、かみ砕かれる。
その勢いでリップサービスも出る。

(それって今期の業績上方修正は確実と言っているようなものじゃないの)と思えるような発言もみつかった。
無論、インサイダーは違法だが、前後の話を組み合わせると、極めて有力な情報を手に入れることができる。
ただし、漫然と聞いていると聞き逃す。

あなたがマークしている会社の社長が登壇するIRセミナーがあれば、ぜひ参加してほしい。
最前列ど真ん中に陣取って社長の人となりを観察しよう。
そうすればネットだけでは分からない投資判断ができるはずだ。

余談だが、私は開場時刻の一時間も前に到着した。
主催者はまだ準備中でビックリしていた。
名古屋からこのセミナーを目的に来たと伝えると、開場前にもかかわらず最前列真正面に座らせてくれた。
さらには三人の講師に私のことを伝えてくれたようで、そのせいだろうか、河本社長やIR担当スタッフの方と名刺交換する機会まであった。
地方会場は講師と受講者の距離が近いのでそれが可能だが、大都市でのセミナーではそうはいくまい。

おまけに最後のアンケート抽選会の当選者番号に私の番号があった。
主催者のご厚意ではないかと思っている。気合いを入れて一番乗りすれば、いろんないいことがある。

★霞ヶ関キャピタル IRページ
 https://kasumigaseki.co.jp/ir/