実話ベース物語

時間内に人を唖然とさせないと失格

今日のYouTube新作

■勤め人も自分の辞令は自分で書くもの

新しく始める事業のリーダーに適任の社員A君。
しかし彼にはその気がない。
一方でリーダーには少々力不足のB君。
彼は新事業のリーダーに意欲的です。
あなたはどちらにリーダーを任せますか?

時間内に人を唖然とさせないと失格

チャンスは1回。
しかもごく限られた短い時間、せいぜい1分だ
そのワンチャンスで相手の心を鷲づかみにし、泣かせることができるか。
あるいはスタンディングオベーションさせることができるか。
人生は毎日がオーディションだ。

数々のスターを発掘してきた英国「ブリテンズ・ゴッド・タレント」。
アメリカにも「アメリカズ・ゴット・タレント」というオーディション番組があるが、いわゆるフランチャイズ番組だ。
「アジアズ・ゴッド・タレント」がシンガポールに、スイスには「スイス・ゴッド・タレント」もできている。

ポール・ポッツやスーザン・ボイルなどがこの番組からスターダムに躍り出た。

「あなたの得意技は人を唖然とさせるものでなければならない」。
(トム・ピーターズ)

間違いなく歴代優勝者は審査員や観客を唖然とさせ、魅了してきた

もはや伝説ともなったポール・ポッツのオペラは歌い出し50秒で観客の女性を泣かせ、1分で審査員の涙腺を崩壊させ、1分半で場内からスタンディングオベーションが起きた。

何ごとにも自信がもてなかったという携帯電話販売員・ポッツ。
大好きな音楽を仕事にしたいという一心でここまで来た。
震えるほどの緊張を感じながら聴衆の前でこれだけのパフォーマンスができたのは感心するしかない。
極限まで追い込まれたからこそつぶされてしまうまえに前に出ようと思ったポッツ。
真の実力が発揮された。
ところどころ震えていたが、プロでない限り自然なことだ。

あなたも最初の1分だけでも映像を見て欲しい。

この番組は審査員を唖然とさせる大会だ。
一定の時間内で審査員の心をとらえないと容赦なくNGのボタンを押され、失格となる。
ある年、スイス大会でアクシデントが起きた。

実は壇上で信じられないほどすごいパフォーマンスを見せていた女性画家。
だが、四人の審査員全員が途中でクビをかしげ、ひとりまたひとりと「×」ボタンを押した。
そして最後の四人めもNGランプを押した。

本来はその時点で失格退場なのだが、彼女は最後まで絵を仕上げた。
最後の最後にドラマチックなオチが待っていた。
そのオチを見た審査員も観客も唖然とし、スタンディングオベーションが起きた。
審査員はステージに上がって彼女に詫びたが、審査結果は出たあとだ。
彼女はすごワザを持っていながらチャンスをものにできなかった。
悔し泣きをする彼女をなだめる審査員。
だがこれが本当のオーディションだ。
情け容赦はない。

★スイス大会のアクシデント

チャンスは1回、しかも短い時間だ。
せいぜい1分だろう。
その時間のなかで相手を唖然とさせ、泣かせ、スタンディングオベーションさせる。
そのつもりであなたの特技に磨きをかけよう。