ウィークリー雑感 | Best of がんばれ社長！「がんばれ社長！今日のポイント」バックナンバー

※毎週木曜日はもろもろの情報や雑感をまとめてお届けする日です。

■Buy Japan!･･･会社四季報最新号の分析を終えて

4K企業（高成長、高収益、好財務、好待遇）は企業経営の理想型です。
しかし、現実問題として4K企業は多くありません。
日本国内に上場している3,874社のなかでも数パーセントしかないのです。

コロナ禍でどん底を見た日本経済。
2020年夏号の会社四季報の4K企業は、わずか64社でした。
それ以降も小売りや外食、観光、空運などの業界が長期低迷を余儀なくされていますが、日本経済はコロナ禍にあっても力強く伸びていることをご存知ですか。

特に半導体やDX、EV（電気自動車）、電気機器、化学などの製造業や、脱炭素関連として自然エネルギー関連、鉄鋼やアルミなどの素材や金属製品、資源リサイクルなどの分野が好調なのです。
製造業を中心にこうした業界ではBtoB企業が多いため好況感こそ感じられませんが、バブル期の業績を更新する企業が増えているのです。

ところが昨年後半以降つづいているインフレ傾向と金利上昇。
それにロシア/ウクライナ紛争で一部の製品やサプライチェーンに混乱が起きています。
その影響が日本企業にどんな影響を及ぼすのか目が離せません。

そうした中で3月18日（金）に発売された「会社四季報」は2022年春号です。
いつものように粛々と企業チェックを始めたのですが、作業を進めるうちに高揚感が高まり、後半には「Buy Japan」という言葉が脳内を占めていました。
なんと4K企業の数は空前絶後の224社。
10年前にこの調査を開始して以来初の200社超えです。

一段と強さを増す日本経済。
それにひきかえ急落中の株価。
その結果、すばらしい企業がかなり割安になっているのです。
日本人投資家のみならず外国人投資家も日本株に殺到する姿が目に浮かびます。
今日（木曜日）の午後、レポートを完成させます。来週前半には発売できる予定ですのでどうかお楽しみに！