雑談

伝説のBeatles「ルーフトップ・コンサート」

【今日のYouTube新作】

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『伝説のBeatles「ルーフトップ・コンサート」』

●今から53年前の1969年1月。ザ・ビートルズのメンバー4人はロンドンのサヴィル・ロウにある自社ビルに集まっていた。
映画『Let It Be』のフィナーレをライブパフォーマンスにすることは決まっていた。
だが、それを船上でやるのか、サハラ砂漠でやるか、ギリシャのアリーナでやるか、それともロンドン屈指の巨大ライブハウス「ラウンドハウス」でやるか、アイデアがなかなかまとまらなかった。

●結局、ライブが行われる4日前の1月26日になってようやく意見がまとまった。
それは自分たちが購入したビルの屋上でゲリラライブするという案だった。
決まると早い。
4日後の1月30日に機材を屋上に持ち込み実施した。

●サヴィル・ロウといえばロンドン中心部のメイフェアにあり、オーダーメイドの高級紳士服店が集中している場所だ。
人気映画『キングスマン』のモデルとなったサヴィル・ロウの中でも最も高価な店「HUNTSMAN」(1849年開業)もほど近い

●そんな、普段はもの静かな通りで繰り広げられるビートルズのゲリラライブ。
大音響が巻き起こす反響はファンの熱狂といったポジティブなものだけとは限らない。
近隣住民の苦情や警察による中止命令、下手をしたら逮捕者がでる可能性もある。
「警察に止められるまでやろう」
ライブの最初から最後まで映像と楽曲を収録した。警察の出動を想定し、隠しカメラをつかって警察官とのやりとりなども録画した。

●後に「ルーフトップ・コンサート」と名付けられたこの伝説のライブは昼の12時半にスタートした。
吹きすさぶ冬の風からマイクを守るために、地元のマークス&スペンサーで買ってきた女性用ストッキングをマイクに被せた。
撮影カメラは6台。
警察に停止されるまでの42分間行われたこの日のライブは次の楽曲が演奏された。
収録も兼ねているので同じ曲を何度も歌っている。

  • ゲット・バック(1回目)
  • ゲット・バック(2回目)
  • ドント・レット・ミー・ダウン(1回目)
  • アイヴ・ガッタ・フィーリング(1回目)
  • ワン・アフター・909
  • ディグ・ア・ポニー
  • アイヴ・ガッタ・フィーリング(2回目)
  • ドント・レット・ミー・ダウン(2回目)
  • ゲット・バック(3回目)

●この伝説の「ルーフトップコンサート」の模様が映画化された。
先週、五日間限定で劇場公開されたのでご覧になった方も多いと思う。
一日一回の放映で五日間、五回のみの劇場公開。
しかもIMAX専用なので公開劇場も限られている。
私は金曜日(祝日)の午後の部を観てきたがびっくりした。

●20分前に劇場入りすると、普段見たことがない光景が目に飛び込んできたのだ。
入場待ちの行列が館内の一番後ろまで続いている。
その日に公開された「ゴーストバスターズ」の行列だと思ったが、全員「ビートルズ」だった。
いまだにこのビートルズ人気、おそるべし。
客層はかなり広い。
現役時代のビートルズを知らないであろう若者もたくさんいた。

●ゲリラライブでは警察官が屋上に上がってきた。
ビートルズのメンバーたちのすぐ後ろで「すぐに演奏をやめないと逮捕する」と言っている。
「もうすぐ終わる」となだめるスタッフ。
別のスタッフが警官を気遣ってジョージ・ハリスンとジョン・レノンのギターアンプの電源を切った。
だが彼らは電源を入れ直して演奏をつづける。

●ポール・マッカートニーは、この状況下で「ゲット・バック」歌詞を即興で変えた。
「また屋上で遊んでしまったね、ママは好きじゃないことは知ってるだろ、逮捕されるぞ」と。

●演奏後、レノンはジョークで締めた。

ジョン・レノン
ジョン・レノン
「グループを代表し、ありがとうを申し上げます。僕たちがオーディションに通ると良いんですが・・・」

この日逮捕者は出なかったが、このライブがザ・ビートルズの4人が揃う最後のコンサートになった。

★ヤフー映画「ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート」

●劇場版の「ルーフトップ・コンサート」は終わってしまいましたが、
「ザ・ビートルズ Get Back」は「Disney+」で公開されています。

★Disney+「ザ・ビートルズ Get Back」