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金沢・富山旅日誌

金沢・富山旅日誌

●先週末は金沢と富山を満喫した。
名古屋から特急で3時間、金沢に着く。
お目当ての香箱ガニは初日に二回ありつく事ができた。

●金沢到着後すぐに駅構内「金沢百番街」にあるおでんの「黒百合」に向かった。
11時開店だが、最初のグループにギリギリ間に合った。
金沢名物になったおでん、香箱ガニ、地魚の珍味に純米大吟醸などをたっぷりいただいてお一人様7,000円強だった。
「ここは男気支払いで」と値段当てに挑戦。
安く見積もりすぎた友人が支払うことになった。
彼には前回の寿司屋に次いで二連勝だ。

●ホテルに荷物を預け、ほろ酔い気分で近江町市場を散策。
旬のカニを始め、のどぐろや金目鯛などがたくさん売られていた。
日本人観光客はかなり戻っているようで賑わいがある。
ただ外国人はほとんど見かけない。
そのせいか市場の活気には少々欠けていたが、買物はしやすかった。
カニの値段も手頃になっていた。
まだ昼食の日本酒が残っているのか、歩き疲れて抹茶カフェで休憩。
ホテルにチェックインしたあとは、1時間仮眠した。

●午後4時、再出発。
ひがし茶屋街まで歩いた。
あえて人通りの少ない旧街道沿いを歩いた。
北陸の小京都を実感できる町並みだ。
今回の旅の目的は香箱ガニ以外にもうひとつある。それは「吉方取り」だ。
名古屋から北の方角にあたる金沢は今回、大吉方にあたっているのだ。
吉方取りは、その方角にある自然豊かなパワースポットや神社仏閣、温泉、郷土料理などに触れることで運気がひらかれる。
吉方取りのための小旅行は15年前から定期的に行っているが、今回は友人もそれに相乗りすることになった。

●茶屋街はさすがに賑わっていた。
特に若い観光客が多く女性比率が6割程度だった。
着物客も2割ほどいた。
茶屋街の散策を楽しんだあとはタクシーを拾って兼六園に向かう。
紅葉が見頃を迎えており、庭内の要所要所をライトアップして無料公開していた。
途中、ラッシュアワー並みの人混みだった。
全員マスクしているとはいうものの我々は混雑を避けるためにコースを迂回した。

●兼六園の紅葉ライトアップを満喫したあとは金沢城公園を散策しながらふたたび近江町市場まで歩いて戻った。
この市場は朝と昼がメインで夜に営業している店はすくない。
それでも香箱ガニとノドグロを食べさせてくれる店を見つけた。
2万歩もあるいて足腰がジーンとしていたが、食欲は旺盛だった。
ただ、酒を飲む気は失せていて食事だけにした。
お一人様7,000円は昼食と同じ値段だった。
帰り道にみつけたミスドでドーナツとアイスコーヒーを買い込み、ホテルの部屋で日本シリーズ第一戦の熱闘を見ながら食べた。
22時就寝。

●二日目、6時起床。
7時ホテル出発。
JRで富山まで向かう。
初は二日目も金沢を散策する予定だったが欲張って富山の白エビと寒ブリを食べたくなったので予定を変えた。
在来線でジャスト1時間で富山に着く。

●人の良さそうな地元の運転士だったので観光案内をお願いした。
2時間で1万円で交渉成立。
景色の良いところと富山市内の代表的な名所を回ってほしいとリクエストした。
まず小高い丘に向かった。
立山連峰を一望する場所だ。
しかしあいにくのかすみがかかり、ボンヤリした眺望だったが、一応、一望することができた。
30年ほど前に登ったことがある剱岳も見られて感動した。

●廻船問屋の豪商の実家や漢方薬の老舗店、富山城などをまわって2時間後の午前11時、富山駅前着。
今度は人気の回転寿司「すし玉」の行列に並んだ。
お目当ての白エビ、ホタルイカ、寒ブリの寿司のほかに白子の天ぷらなどにも舌鼓を打ち、お一人様5,000円の寿司代を支払った
男気払いを持ちかけてもよかったが、かなり明瞭料金だったのでやめておいた。

●13時2分富山発の「ワイドビューひだ」で高山・下呂を経由して名古屋に戻った。
行きの北陸本線とはちがって高山本線は山間を走るせいか、1時間ほど余分に時間がかかる。
そのかわり景色が楽しめるので私が好きな列車だ。
17時4分名古屋到着。

●吉方取りとグルメを兼ねた小旅行。
次は年末休暇に読書合宿を奥飛騨で行う。
このときは集中読書が目的なのでグルメも酒もない。
それを友人に話すと「次回も行く」とは言わなかった。

●私がすすめた新幹線のEXアプリをつかって友人が東京までの新幹線を予約した。
新幹線改札口まで彼を見送ったが、何度やっても乗車ゲートが開かず、ブザーが鳴って赤ランプが点る。
乗務員を呼んで苦情を言う友人。

●乗務員も最初は首をかしげていたが、買ってあるチケットが東京発名古屋行きであることが発覚。
彼の大ちょんぼで、ゲートが開くわけがない。
出発は5分後に迫っている。
今から切符変更ができるか、スマホ相手にギリギリの戦いをしていた。
私にできることはニヤニヤしながら見守ることだけ。
結局どうにかなったようで2時間後、彼から「家に着いた」とメールがあった。