★テーマ別★

イメージが事の成果を左右する

女性は「私は女優、私は毎日きれいになっていく」と心でつぶやき、男性は「Everything goes very well」と、つぶやきながら歩こう。それが「ウォーキングドクター」デューク更家氏の指導法である。私も今朝水中歩行しながら「俺はアスリート。日に日にヒザが良くなっていく」とつぶやきながら、更家流の歩き方をした。プールの中ならどんな歩き方でも簡単にできるのだ。

更家氏だけでなく、ダイエットのパーソナルトレーナーを仕事にしている人もそれに近いこんなことをブログに書いていた。
・・・

パーソナルトレーナーの多くは「エクササイズ(運動)」と「ダイエット(食餌療法)」のアドバイスを行います。運動と食事は、両輪です。しかし、運動と食餌療法だけでは、なかなか長続きしません。あなたが望むボディラインを手に入れるには、そしてそれを維持するには、メンタル・トレーニングが欠かせません。メンタル・トレーニングとは、どのようになりたいか、ダイエットに成功した自分をイメージするトレーニングです。まず、自分がなりたい姿を紙に書きましょう!憧れの女優やタレントの写真を貼っても構いませんし、絵を描いても構いません。そして、そのようになりたい目的を書きます。「女性(男性)にモテたい!」でもいいですし、「素敵なドレスを着たい」でも構いません。具体的にイメージすることで、モチベーションを維持することができるようになります。
・・・
明確なイメージをもつことはたしかに必要で、私自身もこのひと月、ヒザの痛みを緩和するためだけにエクササイズに励んできた。ほぼ治りつつある今では、次のステップに向かう強いイメージが必要だと感じている。そうしないと同じことのくり返しで飽きてしまいかねない。

強いイメージが必要だということをスポーツ界で最初に言いはじめたのは帝王・ジャックニクラウス氏のはずだ。氏はショットの際にボールが完ぺきな弧を描いて目的地に到達する様子をイメージしてからスタンスに入ったという。成功したショットの半分はイメージの力、4割がセットアップ(構え)によるもの、スイングは残りの 1割でしかないというのがニクラウスの弁である。

来年のイメージは何だろう。今年もあと半月ほどで終わりだが、今年を総括して、月間目標が何回達成できたか。なにをなし遂げ、なにはなし遂げられなかったか。来年以降への学習と教訓は何か、を振り返ろう。それを踏み台にして新しい目標設定と行動計画づくりに励もう。そうした作業プロセスにおいて、不明瞭だった将来イメージがくっきりと形を表してくるはずである。