今日のYouTube新作
■【※イヤホン推奨※】YouTube撮影に本当にマイクは必要か検証してみた!
YouTube動画の収録にマイクは要るか?と尋ねられた。私は最初からマイクありで収録してきたので、マイクなしの場合にどんな音声になるのか分からなかった。
だったら実験してみようということになり、今回の比較動画をつくりました。
W会長を唖然とさせた技術
●「あなたの得意技は人を唖然とさせるものでなければならない」とトム・ピーターズが言っている。あなたは何において周囲を唖然とさせることができるか。
「できない、とても私には真似できない」と周囲に思わせる特技が何かひとつでもあればその一点を突破口に誰とでも対等に付き合うことができる。
●私の知人の経営者・W会長(70)は人嫌いで有名だ。特に若い人が嫌いで、35歳未満は男女関係なく近くに寄せ付けようとしない。よくそれで大きな会社が経営できるなと思うが、事実として年下の友人はひとりもいない。したがってご自身の子どもとの相性もよろしくないらしい。
●そんなW会長がただひとりE君(30)を可愛がっている。
ある特技によってW会長を唖然とさせたからだ。E君はもともと大手のタクシー会社で働いていたが、直接ヘッドハンティングされてW会長の専属運転士になった。
●W会長を唖然とさせたのは運転技術の確かさと地理に精通している事だった。実はW会長は自動車の急ブレーキと猛スピードが大の苦手。
タクシーの車内では本や資料を読むそうだが、そんなときブレーキが急にかかるとそれだけで心臓がドキドキするらしい。つい「安全運転でお願いします」と口走ってしまうそうだ。
●だがE君が運転する車は同乗者に一切ストレスを与えない滑らかな走りをする。それでいながら目的地に到着するのは早い。その理由は、裏道に精通しているからだ。交通信号が変わるタイミングも頭のなかに入っているようで、無駄な加速や減速がない。
●あるときE君の運転で駅まで送っていただいた。W会長も同乗されていた。若者嫌いをご自身も認めるW会長に「Eさんは例外的に可愛がっておられるのですね」と私。するとW会長は私に向き直ってこう言われた。
「可愛がっているのではない。私が一方的に尊敬しているのです」
●その言葉をきいたとき私はトムピーターズの言葉を思い出した。
「あなたの得意技は人を唖然とさせるものでなければならない」。E君の特技はW会長を唖然とさせたのだ。あなたの特技はなにか、その特技を必要としている人は誰か。
●あなたが支払った犠牲の多寡に応じて唖然とする人も増減する。E君は人に優しい運転技術を習得するためにたくさんの犠牲を支払ったか、そもそも犠牲を払ったという意識がないほど、そのことに夢中になって取り組んだか、いずれかであろう。