不思議なアノマリー(経験則)
●2004年のギリシャ五輪のあと同国が財政危機に陥った。
今年
●むしろ株価は好調である。
五輪開会式のあった7/23の日経平均株価は27,500円、閉
●ギリシャなどの例外はあるが、一般的には「五輪後には開催国の
「アノマリー」とは、理屈では説明できないが確実に存在する経験
たとえば「Sell in May」という相場の格言がある。
5月になったら株を売れ、という経験則だが、これが不思議によく
●「Sell in May」のあとにこうつづく。
「Sell in May and go away」
5月に売ったらどこかへ行け、つまり「売り逃げろ」というわけだ
さらにこう結ばれる。
「But remember to come back in September」
9月に戻ってくることを忘れるな。
●さあその9月。
売り逃げた投資家も市場に戻ってくる月だ。
今月
五輪もパラリンピックも終了した。
アノマリー的にいっても株高が
菅 義偉氏が総裁選不出馬を表明したことで総理大臣も変わる。
そこでまた別のアノマリーが働いた。
「日本で五輪が行われると、その年に総理が退任する」
そんなアノマリーが存在するのだ。
●日本ではいままでに4回の五輪が開催されている。
1964年の
過去3回は五輪閉会後に総理大臣が交代しており、今回はどうなる
ギリギリまで菅総理の続投が噂されていたが土壇
あらためてアノマリーの確かさを確認することになっ
●これらはすべて偶然の一致かもしれない。
だが偶然にしては頻度
そこに何らかのメカニズムが働いていると考える人もいるが
日本経済にとっても株式市場にとっても注目の9月である。