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不思議なアノマリー(経験則)

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不思議なアノマリー(経験則)

●2004年のギリシャ五輪のあと同国が財政危機に陥った。
今年の東京五輪もコロナ禍での無観客開催だったことから日本もギリシャ化するのではないかと言われたが、今のところその兆しはない。

●むしろ株価は好調である。
五輪開会式のあった7/23の日経平均株価は27,500円、閉会式のあった8/8の株価は27,800円、そして先週末(9/10)の株価が30,381円と、あきらかに五輪後に好転している。

●ギリシャなどの例外はあるが、一般的には「五輪後には開催国の株価が上がる」というアノマリーは今回もいきている。
「アノマリー」とは、理屈では説明できないが確実に存在する経験法則のことだ。
たとえば「Sell in May」という相場の格言がある。
5月になったら株を売れ、という経験則だが、これが不思議によく当たる。

●「Sell in May」のあとにこうつづく。
「Sell in May and go away」
5月に売ったらどこかへ行け、つまり「売り逃げろ」というわけだ
さらにこう結ばれる。
「But remember to come back in September」
9月に戻ってくることを忘れるな。

●さあその9月。
売り逃げた投資家も市場に戻ってくる月だ。
今月の株高はそのせいだろうか。
五輪もパラリンピックも終了した。
アノマリー的にいっても株高が始まるタイミングだ。
菅 義偉氏が総裁選不出馬を表明したことで総理大臣も変わる。
そこでまた別のアノマリーが働いた。

「日本で五輪が行われると、その年に総理が退任する」
そんなアノマリーが存在するのだ。

●日本ではいままでに4回の五輪が開催されている。
1964年の東京夏季大会、1972年の札幌冬季大会、1998年の長野冬季大会、そして今年の東京夏季大会だ。
過去3回は五輪閉会後に総理大臣が交代しており、今回はどうなるかと注目されていた。
ギリギリまで菅総理の続投が噂されていたが土壇場での退任劇。
あらためてアノマリーの確かさを確認することになった。

●これらはすべて偶然の一致かもしれない。
だが偶然にしては頻度が高い。
そこに何らかのメカニズムが働いていると考える人もいるが、真相究明は専門家に任せておこう。

日本経済にとっても株式市場にとっても注目の9月である。

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