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「網走番外地」と私

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「網走番外地」と私

●映画『網走番外地』の一作目は白黒作品だった。
主演の高倉健がカラーでの撮影を強く訴えたものの却下された。
そもそも同時上映作の『関東流れ者』(鶴田浩二主演)のB面扱いの作品だったのだから、主演の訴えが通らなくて当然かもしれない。

●初公開されたのが1965年4月。
私が11歳のときである。
供がこの映画を観るはずはなく、10年以上あとになってテレビ上映されているのを見るとはなしにみた。
「暗い映画」という印象があるのは白黒映画のせいかもしれない。

●冒頭に極寒の網走駅が映し出され、囚人たちを乗せたトラックが網走刑務所に到着する。
縄手錠につながれて続々と刑務所入りする場面をテレビでみて「あそこにだけは行きたくない」と思った。

●だが大人になって気が変わった。
「博物館 網走監獄」が1983年にできたこともあって網走に一度行ってみたいと思うようになり、Wish-Listにそう書いた。
して2007年7月、53歳になっていた私はWishを実現するためにひとり網走に向かった。

●網走駅に到着。この駅のホームで『網走番外地』の冒頭シーンが撮られたのかと思うと感慨深いものがある。
興奮していたのだろう。
私は駅前でタクシーに乗り込んだのだが、そこで重大なミスを犯してしまった。
目的地を「博物館 網走監獄」と告げるべきところを「網走刑務所へ」と告げていたのだ。
「わかりました」と運転士。
沈黙がつづくタクシー車内。
刑務所の塀がみえるころになって運転士が重く口を開いた。

「面会ですか?」

●自分の誤りに気づいたがここまで来て「間違ってました」とは言えなかった。
「いえ、ちょっと所用で」
そう口を濁し、刑務所の正門前で降りた。
まさか塀の中へ入れてもらうわけにも行かず、なすすべもないまま立っていたら守衛に声をかけられた。
「取材で来ました」と言い、写真を何枚か撮らせてもらった。
記念に門の前で立つ私を守衛の方に撮影していただいた。
そのときの写真がこちら↓。(Facebook)

★網走駅と網走刑務所前での画像(かなり太っているが)
https://www.facebook.com/photo/?fbid=10159478448616552&set=pcb.10159478448996552

●いまでこそ囚人の処遇も改善され、門の脇には花壇があった。
設内の環境も良さそうにみえるが、映画のころは別世界だった。
デジカメを受け取ったあと私が立ち尽くしていると「あそこに休憩所があります」と守衛さん。
行ってみたら土産の品を売っている喫茶店だった。
無論、私以外誰もいない。
囚人の人たちがつくった手作りの木工品を土産にひとつ買って刑務所をあとにし、バスで網走駅へもどった。

●夜も暮れてきたし次の日は観光タクシーで知床へ向かう予定がある。
結局、「博物館 網走監獄」に行くことはできなかった。
痛恨の極みではあるが、もう一度出直してこいという意味だろう。
次に機会があれば、今度は冬の網走がどんな世界か見てみたい。

●映画『網走番外地シリーズ』は1965年から72年にかけて18本制作された。
シリーズ序盤から中盤は一世を風靡する作品となり、高倉健を押しも押されもせぬ看板スターへと育てた。
このシリーズは東映にも莫大な興行収益をもたらし、同時に高倉健や鶴田浩二のギャラも高騰した。

●この『網走番外地シリーズ』には様々なエピソードに満ちていて興味が尽きない。
続きは明日、書いてみたい。
エピソードのニュースソースは永ちゃん(矢沢永吉)と健さん(高倉健)の大ファンを自認する私の友人だが、ネットを調べても続々と新事実が登場する。
楽しい原稿が書けそうだ。

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