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ビジネスの勝率を高める5つの質問

ビジネスの勝率を高める5つの質問

●売れるか売れないか、丁半博打の確率は5割。
野球の一流打者のヒットの確率は3割。
ビジネスにおけるヒットの確率は3割もない。
ユニクロの柳井さんが「1勝9敗」という本を書いているが、10試合して1勝すれば充分なのがビジネスだろう。
逆にいえば、勝率1割もあるのなら早く10試合しようよ、という話だ。
無論、ここでいう試合とは新しいチャレンジのこと。
新製品や新事業のローンチを意味する。

●今年も早5ヶ月を経過したが、あなたは今年何試合しただろうか
私はいまのところ3試合しかしていない。
幸いすぐに1勝できたので心の余裕はできたが、次の1勝をするためにはもっとたくさん試合をせねばと思っている。

●ただ、試合数だけでなく試合内容にも注目したい。
「負けに不思議の負けなし」といわれるように、負ける試合には理由がある。
負け試合のなかからその理由を見いだし、次に活かすことができたら次の試合は勝つ可能性が上がるはずだ。

●「こういうことを考えているのですがどう思われるか?」、「こういった新製品を開発中なのですが、ご意見を聞きたい」、といった相談を受けることがある。
ご本人が迷っている場合、ほぼ100%売れない。
迷いながら売り歩いたところで売れるはずがない。
本人が「これは売れる!」と自信をもって売り出してようやく勝率1割なのではなかろうか。

●次の試合が控えているあなた。
アメリカのAmazon社が採用している「Working Backwards」という手法を使って勝利の可能性を高めてみませんか。

●アイデアの斬新さや、テクノロジーの凄さに惚れ込むあまり、顧客体験のことを忘れがちになるもの。
Amazonでは新事業や新製品の開発をする際は、まずプレスリリースの文章を考えるところからスタートする。
「Working Backwards」とは、次の5つの質問に答えるかたちでプレスリリースを書くことを意味する。

<AmazonのWorking Backwards>

1.あなたのお客様は誰ですか
2.お客様の抱える課題や新しいチャンスはなんですか
3.お客様にとってのメリットは明確になってますか
4.どのようにしてお客様のニーズを知ったのですか
5.お客様はどのような顧客体験を得られますか

●試合にのぞむ前にこの「Working Backwards」を使えば「無敵」とまでは言わないまでも勝率を2割程度にまでは高められるのではないか。
2割ってすごいことだと思う。
5試合するだけで1勝できるわけだから、感覚的にはもう無敵なのではないか。