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コロナ後の会社の姿

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■【本邦初公開!】メルマガ発行の舞台裏&武沢お気に入りアイテ

20年以上メルマガを発行してきましたが、今回初めてその舞台裏を公開します。
メルマガを始めようと思ったきっかけや、最近お気に入りのアイテムなどもご紹介しているのでぜひご覧ください。

コロナ後の会社の姿

●ある友人が最近の買物体験談を聞かせてくれた。

普段はネットで買っているお気に入りのサプリメントを切らしてしまったことに気づいた。
「しまった」と思いつつも、今ネットで注文しても一日か二日かかる。
たしか、少し離れた場所にあるドラッグストアでそのサプリを見かけたことがあるので、歩いて買いに行くことにした。
だが、行ってみたら、その店でも品切れしていた。
ここまで歩いて来たのに・・・、疲れが二倍に感じた。

●「ありがちな話だね」と私。だが彼は憤まんやるかたないようで、こう息巻いた。

「だって武沢さん。ネットで品切れしていたら代用品を見つけるか入荷を待てばよいけど、わざわざお店まで買物に出向いて品切れしていたら時間的、体力的ダメージは大きいじゃないですか。でしょ、だからこれから買物は『ネットファースト』にすると決めました」と友人。

●彼に言われなくても私はすでにそうしている。

先日も実家にウォシュレットをプレゼントしたが、以前であれば迷わずビックカメラか東急ハンズの売場で相談しながら注文していたはず。
しかし今の私は迷わずAmazonだ。
取りつけ工事も頼みたかったので結局ビックカメラオンラインにしたが、リアル店舗に出向くという発想は一度も思い浮かばなかった。

●これがDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。

ひとたびデジタルやオンラインの魅力を知った人は、リアルに戻ることはない。
企業も個人もデジタルにシフトせよ、という潮流はコロナ禍において加速した。
なるべく出向くこと、動くことはやめてオンラインで解決したいと思う人が増えるはずだ。

●これは一過性のトレンドではない。
オンラインセミナーの魅力を知ってしまった主催者や参加者は、リアルに戻ることがあったとしても限定的だ。
テレワークで好決算をだした会社は、コロナ収束後もテレワークを続けるだろう。

●「ネットファースト」と言っていた友人もほんの数年前までは絶対ネット通販なんて信用できないと言っていた。
個人情報を知らない相手に教えたり、クレジットカードをネットで使うなんてあり得ないとまで言っていた。
その彼がたった数年で「リアル店舗なんてあり得ない」に宗旨替えをする。
それがDXの本質だ。

●「うちの業界はデジタル化・オンライン化はしない」と思っている業界ほど変化は早く訪れる。

トム・ピーターズのこんな言葉を思い出そう。

『自分で自分を時代遅れにしなければ、誰かにそうされるだけだ』