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相手の話が長いときどうするか

相手の話が長いときどうするか

●人は年を取ると話が長くなる。
そうならない人もいるが、長くなる人の方が多いのはなぜなのか。
ひとつは、経験や知識が増えるから。
要するに話すネタがたくさんあるからだ。
もうひとつは、周囲が気づかってくれて話をしっかり”拝聴”してくれるため、話がウケていると錯覚するせいもある。
みっつめは、神経が図太くなってくるせいか、時間内に話を終えようという意識が乏しくなること。
それらの事情が相まって年配者の話が長くなるのだと思う。

●ありがたい話なら長くてもよいが、大した話でもない時は辛い。
以前聞いた話を何度も聞かされることもあるが、「また始まったか!」と内心で舌打ちしたくなる。

●コンサルタントの仕事は、経営者の話を聞くことが大切だ。
相手の社長が話し好きなのはありがたいことだが、長話すぎて要点がわからなくなることもある。

●そんなとき私はイニシアティブだけは取るようにする。
「社長、いったんそこでストップしていただいていいですか」と中断するのだ。
相手は一瞬怪訝な顔をする。
私はこう続ける。
「貴重なお話なので要点を整理してから次のお話を聞かせてください。しかも今日は60分しか頂戴していませんので、大切な点にフォーカスしましょう。まず、社長のお考えによれば・・・」と、自分が進行役であり、時間が有限であることを相手に伝え、会話全体をコントロールする。
暴走を許してはならないのだ。

●私もスタッフから時々「社長、長いです」と言われる。
まさか自分の話が長いと思われているとは知らなかったので、ショックを受ける。
だが「長い」と思われていることを知っただけでもありがたい。
回からもっと短く話そうとするか、長いと感じさせない話術を心がけるかの二択だ。

●私はずっと、長い話でも最後までじっくり聞くのが仕事だし、相手への配慮だと思ってきたが、それは間違っていたようだ。
我慢して聞くことは時間の無駄だし、ストレスが貯まる。
それによって話し手のことが嫌いになってしまったら気の毒ではないか。

●Zoomの場合は話の腰を折るのが一段とむずかしい。
そこで前もって取り決めをしておき、人差し指をグルグル回すポーズが「マキ」のサインにしておけばよい。
なにがあっても話を中断せず最後まで聞いたほうがよいのは苦情や説教ぐらいだろう。

「武沢さん、文が長いよ」と言われたくないので今日はここまで。