覚悟をもって定時に帰す
●ある上司と部下の会話。
上司:今期からうちは生産性向上に本腰入れて取り組む。
部下:はい、がんばります。で、何をすればいいですか?
上司:粗利を1.5倍にしてほしい。
部下:はい、がんばります。
上司:そして働く時間は減らしてほしい
部下:え、どうしてですか?
上司:一時間あたり生産性を上げるためには働く時間も減らすのだ
部下:私は毎日21時まで仕事をしていたいです
上司:なぜだ
部下:家に帰ってもやることないし、仕事してる方が楽しい
上司:ダメだ、早く帰ってもらう
部下:なんだかテンション下がるなぁ
●この「上司」から相談を受けた私。
家にいるより会社にいて仕事
●仕事好きの社員を「ワーカホリック」(仕事中毒)などと批判す
だが、本当に仕事が好きで、家に帰るより会社で仕事
この
●このとき私はこんな話をした。
「強制的に早く帰らせてください。定時になったら帰らなくてはな
●「なるほど、たしかにそうですね」と上司は納得しておられたが
「ただ、気をつけなければいけないのは、それによって【産出量】
も一緒に減ってしまっては生産性は上がりません。投入量を減らす
●上司のもやもやは晴れたようだ。
帰り際、上司にこんな言葉を贈った。
このキーワードの中から新た
<生産性向上の8大キーワード>
●標準化・・・やり方を統一し、マニュアル化する
●単純化(シンプル化)・・・複雑で面倒な仕事をなくす
●専門化・・・特定の仕事は専門の部署やチームに任せる
●集中化・・・特定の仕事は特定の時期にまとめて行う
●やめる・・・生産性の足を引っ張っている仕事はやめてしまう
●減らす・・・生産性の足を引っ張っている仕事は減らす
●任せる・・・今やっている仕事を後輩に教えて任せ、卒業する
●教える・・・部下や後輩が昨日までできなかったことを今日でき