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終戦巨人?

終戦巨人?

※今日はプロ野球日本シーズについて書きました。興味がない方はスルーして下さって結構です。

●土曜日から巨人とソフトバンクによる日本シリーズが始まった。
昨年は巨人の良いところが全く出ないまま「あれよあれよ」と四連敗した。
そのことを報道陣に聞かれると原監督は、「昨年って日本シリーズありましたっけ?」ととぼけてみせる。
セリーグを勝った喜びよりも、日本シリーズの悔しさが強く印象に残った2019年だった

●「打倒ソフトバンク」を合い言葉に戦った巨人。
見事2020年シーズンを制し、セリーグ覇者として日本シリーズに臨んだ。
願ってもないことにパリーグはソフトバンクがクライマックスも制して勝ち上がってきた。
無念を晴らす舞台は整った。

●昨年は故障に苦しんだエース菅野も今年は万全だ。
パリーグのエースvsセリーグのエースの対決となった第一戦は、実質上の優勝決定戦だった。
結果はワンサイドだった。
伏兵、栗原に3安打4打点され、菅野は一人の選手にやられた。
巨人打線は千賀の前に沈黙し、終わってみれば1-5、犠牲フライで一点取るのが精一杯だった。
点差以上に力の差を感じる初戦だった。

●巨人にとっては、この初戦がすべてだった。
第二戦で心機一転したかったが、1回表にふたたびカウンターパンチを喰らった。
柳田選手が放った規格外の打球は名手・丸ですら目測を誤るほどで、それを見た巨人ナインとベンチはまたも飲まれた。
結局、第二戦は13失点(2得点)の大敗。

●「猛練習して備えます」と39秒だけの監督インタビュー。
普段メディア対応を重視している原監督らしからぬ態度だった。
片や工藤監督は7分29秒も記者団に対応した。

●万策尽きた巨人は今日から敵地福岡に乗り込む。
シリーズの流れを変えるには、劇的な勝ち方をしなければならない。
普通の勝ち方ではダメだ。劇的に勝つこと。
たとえば、15-0で勝つとか、大逆転勝利するとか完全試合で勝つなどである。

●1971年(昭和46年)の日本シリーズは第三戦で流れが変わった。
私は17歳だったが、はっきりこの試合、この場面を憶えている。
阪急ブレーブスの山田久志投手に9回までほぼ完全に押さえ込まれていた巨人。
このまま0-1で巨人が負けると誰しも思った。
1アウトから柴田が4ボールを選んだ。
2アウトになって長島が体制を崩しながらもセンター前にしぶとくヒットを放ち、9回2アウト1ー3塁の場面。

●王選手がバッターボックスに立った。
カウント1-1からの三球目、王選手が振り抜いたバットは山田のシンカーをとらえ、ライトスタンド中段に突き刺さった。
絵に描いたような逆転サヨナラ劇である。
マウンド上でガックリうなだれる山田投手。
王選手は珍しく、両手をたたきながら小躍りしてダイヤモンドを一周した。
その瞬間、優勝への流れが一気に巨人に傾いた。
案の上、そのまま連勝し巨人は見事、日本一に輝いた。

★1971年日本シリーズ 第三戦の劇的瞬間

●日本シリーズには伏兵の活躍も大事だが、なにより看板選手が期待通りの仕事をすることだ。
今年、千賀と柳田とグラシアルは期待通り働いてるが、巨人の主力はまだ眠ったままだ。
試合前の表情からしてなにかに取りつかれたような目をしている巨人選手。
昨年の悪夢をまだ引きずっているのだ。
このまま眠りから覚めることなく4連敗するような無様なことはプライドが許さない。

●京セラドームでの全試合にチケット申込みしていながらすべて外れ、テレビ応援することになった私。
巨人の選手が何をきっかけに覚醒してくれるのか、それを目撃するために今夜、テレビの前に座る。