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行きつけの床屋にて

行きつけの床屋にて

●「物騒な世の中になりましたねぇ」と大将。
行きつけの床屋はコロナがあってもなくても予約で一杯なのは、大将の腕前より話の面白さのせいではないかと最近思い始めている。
朝もおもしろい話しを聞かせてくれた。

●先週、床屋仲間のLINEグループに一通のメッセージが投稿されたそうだ。
三重県の友人が投稿したもので、こんな内容だった。

「僕がみつけたこの動画、めっちゃくちゃ面白いので全員見るべし!」とある。
彼がYouTube動画のリンクを貼ってくるなんて初めてのことで珍しいな、と思いながらクリックしたら武沢さんの動画でした、と大将。
こちらの動画だそうだ。

★リーダーはこれを応用しない手はない【心理学「プライミング効果」】

●私はそれを聞いて、自分の動画が拡散していくのはありがたいことだと思っていた。
すると大将は言いにくそうにこう言った。
LINEグループに「がんばれ社長!チャンネル」を教えたのは僕なんです。
きっと彼はそれを忘れて自分が見つけたと思い込んだんでしょうねえ、良い奴なんですが、そういう軽率なところがあるんですよ。

●経緯はどうあれ、そのように動画が拡散するのはありがたい。
私たちは意識することなく使っている言葉に自分自身も影響を受けている。
耳に飛び込んでくる周囲の会話やテレビのコメントにも大きな影響を受けている。
そんな動画の内容なのだが、大将自身は事故や事件が大好きらしい。
最近起きたありとあらゆる悲惨なニュースを丹念にチェックしている。

●ボーガンの事件や銃での自殺事件など、私は聞いたこともない。
それを話し始めたので「聞かせてくれなくていいよ」と制した。
将は頭をかきながら
「妻にもよく言われるんです。もっと明るい話題をしたらって。分かってるんですよ、そういうことは。でも気になるのは暗い話題や気の毒なことや、腹立たしいことなんですよね」

●それが「庶民感情」「国民意識」というものだろう。
私も無防備でいると大将みたいに暗いニュースばかり見てしまうので、意識して触れないようにしている。
マスメディアは、視聴率のためにあえて暗いニュースを我々に提供する。
人間には自己防衛本能があるので、真剣になって暗いニュースをチェックして自分と家族を守ろうとするわけだ。

●マスメディアは必要な存在ではあるが、そうした性質をもっていることを知らないと偏りのつよい社会観をもった偏りある人間になってしまう。
もともと偏りのない人間などいないはずなので、なるべくなら積極的に偏りの対象を選ぶことにしよう。
そうしないとメディア情報のみをニュースソースにした人間になってしまう。
特定テーマの本を読んだり動画を見たり、セミナーに参加するなどして専門性を高めることに時間を割けば、庶民感情や国民意識だけの存在から少しは超越できると思うのだ。

今日のYouTube動画

【勝ち】にこだわるチームが少ないと嘆いた巨人軍・川上哲治監督

読売ジャイアンツを9年連続日本一に導いた川上哲治監督は引退後、『悪の管理学』を書きました。
この本でプロの目的は【勝つこと】と断言し、負けても平気でいる選手やチームが多いことを嘆いています。

ビジネスや会社経営もプロの仕事です。
もっと勝つことに貪欲になり執念を燃やしませんか。

※昨日アップしたこちらの動画はこの過去最高の初日再生数を記録しました。↓

【平成の泣かせ屋】浅田次郎氏の “凄い” ルーティーン
無人の野を往くが如し、ライバル不在の浅田流仕事術がこれ!