旧知のS社長とは年に数回は酒を飲む間柄。
氏のドラマチックな人生は電子書籍で小説にも書いたが、豪胆さと
いま、都内で自粛生活中だ
学校を卒業したはいいが、日本にいるのが嫌になってアメリカに
その後、ハワイで旅行ビジネスに目ざめ、ロスとシスコで旅行会社
その後、ベガスに渡って才能が覚醒した。
その後、盤石とも思える旅行業経営システムを完成させ、彼が不
そんな彼がいま、コロナ禍にあって懊
911テロ事件の直後もひどかったが、そんなもの比較
それはさておき、S氏は仕事柄世界を旅してきた。
旅行者が好むようなところはすべ
一人旅も好きで秘境めいたところにザックひとつで旅する
中国の奥地では猿の脳ミソを食し、フランスの片田舎ではカラスも
文字どおり旅するのが日常の彼がある日、私にこう語った。
「やっぱり日本が世界一です」と。
何をもってそう言うの?と私。
彼は「総合力です」という。
日本が嫌に
なって飛び出し、30年後
ちょっと話は脱線するが、「青い鳥」の話を私は詳しく覚えてい
それはこんな話だった。
・・・
クリスマス・イブのある夜、山小屋で過ごしていてチルチルとミチ
老婆には病気の娘がいて
二人は青い鳥を探す旅にでかけるのだが、
疲れ果てて二人がもどると、家で飼っていた茶色い
・・・
幸せは、外を探し回らなくても、自分の近くにあるものだよ、と
もしここで終わっていれば、チルチルとミチル
だが、この物語にはとても”恐い” 続きがあったのだ。
・・・
青い鳥が見つかって喜んでいたチルチルとミチルの兄妹。
幸せそう
仲がよかった兄妹が青い鳥がきっかけで不仲になり、更には最悪な
・・・
チルチルのこんな嘆きでこの物語は終わっている。
「誰か、あの鳥を見つけて、僕たちのところへ返してください。僕
最初に訪れた謎の老婆と同じセリフだ。
これ、恐い話だと思いませんか?
私にはちょっとしたホラー並みに
話を戻そう。
日本が嫌になって飛び出たS氏が「世界を見てきたけど日本が一番
私はS氏の話をきいて、S氏も日本人だなぁ。
ふるさとが一番とい
感傷とかひいき目ではなく、客観的にどの国が世界一なのかわか
どうせあったとしても日本がダメな結果がでているものばかりだろ
ある意味、S氏の「日本が世界一」が証明されたようなランキング