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コロナ対策:それは顧客創造の原点に立ち返るとき

バック・トゥー・ベーシック。

コロナ自粛で事業活動が停止または制約されている今、ここはひとつ原点に返ろう。
「事業の目的」は何なのかを確認するところまで立ち返ってみると、やるべきことが見えてくるはずだ。

ドラッカーは『現代の経営』でこう述べている。

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事業とは何かを理解するためには、事業の目的から考える必要がある。
事業の目的は企業の外にある。企業が社会の一機関である以上、事業の目的は社会に求めなければならない。
そして、事業の目的として有効な定義はただ一つである。
それは、顧客を創造することである。
事業家の行為が人間の欲求を有効需要に変えたとき、初めて顧客が生まれ、市場が生まれる。
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事業の目的は顧客の創造である、というのは世界中に知れ渡るドラッカーの名言だが、この本が日本で発売されたのはなんと、私が生まれた年である。
1954年(昭和29年)。

この本でドラッカーは経営者に三つの覚悟をもつよう我々に迫っている。
ひとつは、企業家的でなければならないということ。
企業家的と相対する言葉として、官僚的・管理的・政策立案的をつかっているが、そうあってはならないと戒めよう。

ふたつめの覚悟は、環境適応的な仕事ではなく、環境創造的な仕事でなければならないという覚悟である。
経済に適応するだけでなく、自らが経済を創造したり、経済を変革しようとしているとき初めて事業をマネジメントしていることになる、とドラッカー。
中小企業だからとか、うちは個人事業なので、といった規模を言い訳にするのでなく、仮に一人の自営業者であったとしても経済を変革しているんだという覚悟と気概をもつ必要があるだろう。

三つ目の覚悟、それは業績のみで評価される立場であるということ。
つまり決算書だけで評価されるという立場を自覚すること。
赤字ですが技術力には自信があるとか、倒産しかかっていますがブランド力は一流ですといった言い訳は通用しない。

では顧客創造を計画するうえで私たちは何を考え、決断していかねばならないか。
それについては昨夜、こちらのYouTube動画に収録した。
顧客創造をしようという方は、メモとペンを手にこちらの動画をチェックしていただきたい。

★動画『コロナ対策:それは顧客創造の原点に立ち返るとき』


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