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神谷正太郎の経営者六段階

●「販売の神様」と謳われたのは初代トヨタ自動車販売の社長・神谷正太郎氏。日本中に張りめぐらせたディーラーネット網は氏の功績だし、割賦販売制度を導入して国民大衆が車を買えるようにしたのも彼だ。他のメーカーはそれに追随したわけだが、そんな神谷氏自身は車を一台も売っていない。売れる仕組みを作った人である。個人としての営業力があってもなくても「販売の神様」になれることを私たちに教えてくれたわけだ。

●そんな神谷氏が残した言葉にこういうのがある。

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経営者には六段階の時期がある。
第一の段階は、社長個人でお金を儲けようとする時期。
第二の段階は、会社として利益を生み、蓄積を考える時期。
第三の段階は、売上高や社員を含めて、会社全体を大きくしたいと願う時期。
第四の段階は、人や組織作りに一生懸命になる時期。
第五の段階は、業界や、世の為、人の為に尽くす時期。
第六の段階は、死んだとき悪口をいわれないように努める時期。
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●経営計画をつくるときの参考になりそうな六段階マイルストーンである。私はそれをアレンジしてYouTubeチャンネル版の六段階をつくってみた。

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YouTubeチャンネルには六段階の時期がある。

第一の段階は、YouTubeとは何か、何ができそうか手探りする時期。登録者も再生数も100以下という段階。
第二の段階は、動画の作り方・編集の仕方がわかり、作るべき動画がコンスタントに作れるようになり、YouTube収益化目標の達成が現実的になってきた時期。
第三の段階は、収益化を達成し、動画をつくることから直接・間接の収益が出て、投入コストを上回る利益がでる時期。
第四の段階は、動画による収益が経営計画で予算化され、動画制作や編集を専門にする社内部署ができる時期。
第五の段階は、動画コンテンツが社会的に影響力をもち、メディアも注目したり、大手チャンネルからのコラボオファーが来る時期。
第六の段階は、100年・200年後の後生も視聴する人類普及のチャンネルになる時期。
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●五段階と六段階の差が大きすぎる気もするが、それぐらいの気概をもってコンテンツをつくっていきたい。
「がんばれ社長!チャンネル」は今年1月8日(水)に開局して2ヶ月半を経過したが第一段階をクリアし、いま第二段階にいる。収益化条件をクリアするまでにあと2~3ヶ月はかかりそうだが、メドがたってきただけでもこのひと月の大きな進歩だと思う。