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続・やる気塾

昨日、ご紹介した「やる気塾」に関して全国から様々な問い合わせをいただいている。

当社のような業態でも開催可能か?
愛知県ではないが、エリアは問わないのか?
どの程度の収益が見込めるのか?
成功例・失敗例を知りたい

というものだ。ご質問はすべて下記サイトにある資料請求ページから直接、森島羅紗店さんにお願いしたい。
http://www.mrsh.co.jp/yarukijuku.html

私の主旨は、やる気塾のPRではなく、たくましいマーケティング力のケーススタディとしてご紹介している。

さて、私の手元には「やる気塾」の昨年2月から今年6月までの全イベント販売の実名入り実績表がある。深田社長からお借りしたものだ。「○秘」とあるので詳しくは申し上げられないが、差し支えのない(と思われる)範囲でご紹介しよう。

開催企業の業種は問わない。石油卸し、生協、呉服店、車ディーラー、電材卸し、経営コンサルタント、製造工場、保険、など何でもある。

顧客台帳をもっていない企業でも開催可能だ。例えば、スーパーのような小売業でもチラシによって集客し、イベントを成功させている。

また、観光バスの運転手や、ホテルの調理人のように、今まで一度も人に営業らしきことを経験していない人のほうが、かえってがんばるともいう。

販売実績をみると、一週間のイベントで6538万円を売ったスーパーから二日間のイベントで38万円の販売に終わったOA企業まである。また、恒例行事として毎年1~2回定期開催している企業もあるが、多くの場合、初回イベントが一番成績が良い。

その理由は明白だろう。

初のイベントということで、企画内容の練り方からスタッフの「やる気塾」研修への取り組み姿勢などすべてにおいて真剣だから。
また顧客の方も、スーツやジャケットを毎年買う人は少なく、ひと段落してしまうことも考えられる。
もちろん例外もあり、初回より二回目のほうが売上げを2倍にしたガス会社のような事例もある。企業次第ということか。

深田社長に妥当な目標数値をうかがったところ、2日間のイベントで正社員一人につき5着、パートさん一人につき3着だそうだ。

目玉商品は、29000円のスーツだ。毛織物のイージーオーダーでこの値段であることをアピールすればインパクトは抜群だ。
実際にお買い上げになる平均単価は5万円。

したがって、仮に正社員数が20名ならば100着を売る。平均単価5万円なので500万円の売上げ。
あなたの会社に仕入れの必要はなく、約28%のマージンを受け取ることになるので、140万円の粗利益。そこから会場費とチラシ代を差し引いた金額が純利益となる。
会社によっては、純利益のなかから社員に現金で利益還元したり、社員旅行の原資にあてたりして社内を活性化しているという。

不況業種の紳士服地店。しかし、知恵とアイデア、それに情熱によってピンチをチャンスに置き換えることは可能だ。それを証明したのが深田社長である。
いまの業態にたどり着くまでの間、いくつかの回り道もした。絵画や毛皮なども手がけたが、決して無駄な回り道だとは思っておられない。結局生き残ったのは、自社の強みに特化するいまの異業種販売方式。

かたくなに高品質な服を売るのにこだわるのでなく、スーツに「やる気」をブレンドすることで、競合他社がなくなってしまうことを証明してくれた。

森島羅紗店の挑戦は始まったばかりだ。非・紳士服部門として女性服やアクセサリー、健康グッズなどにも力を入れ、販売の拡大を狙っている。
今の課題は、「やる気塾」の講師不足だ。営業に強いコンサルタントとの契約を増やすことによって、一気に全国展開可能となるのだ。もし、立候補される方が見えれば、接触されると良い。

あなたの会社では、以下のことを検討されてはどうか。

主宰する側になってイベント販売をやってみること
イベント販売を知人の会社に紹介すること(紹介御礼制度もある)
あなたの会社で異業種販売を取り入れるとしたら、どのような展開になるか考えること

まずは、資料を取り寄せ、情報を集めよう。
http://www.mrsh.co.jp/yarukijuku.html

深田社長に直接メールを出そう。元気のよいメールが返ってくる。
mailto:masao@ab.mbn.or.jp