続・iPad（第七世代）を買って

この秋、iPadは専用のOSを与えられた。
従来はiPhoneと同じOSを使っていた都合上、iPhoneの大きいのがiPadという印象があったが、今回のiPadOSによってiPhoneともMacBookとも異なる独立した端末としての地位を獲得した。
もともと手書きができる強みがあった上に今回の専用OSの登場によりタブレットを持ち歩く人が今後一段と増えるのではないかとみている。

私がオススメしたいiPad活用術は、あまり多くのアプリを入れないこと。
極端なことをいえば、目的は一つか二つにしぼる。
なんでもiPadでやろうと思って大量のアプリを入れてしまうと、本来の目的とは違う使い方をしてしまう。
下手をすると本来の目的を忘れてしまい、やがて使わなくなる。（以前の私がそうだった）

今回、私がiPadを買った目的は明快だ。

「GoodNotes5」という優れた手書きアプリをつかってアイデア出しに使う。
そこで決めたことを専用アプリ「メモ」で整理整頓する。
今年から紙のノートで行ってきた「バレットジャーナル」ノート術と同じようなことをiPad1台でできないか実験しようとしている。
したがってちょっとした外出や打ち合わせにはノートパソコンやノートではなく、iPadだけを持って歩くようにしている。

★「GoodNote5」使い方総まとめ
→ https://www.kerenor.jp/index-for-goodnotes5/

二つ目の目的はプレゼンである。パソコンで作ったパワーポイントの資料をiPadにつないでプレゼンする。
「GoodNote5」と「メモ」と「パワーポイント」、これが私のメインアプリである。
実際には他にも入っている。移動中に読んだり観たりするためのアプリで、それらはサブアプリだ。

「Kindle」、「日本経済新聞」、「楽天マガジン」「ebookjapan」の四つが読み物アプリ。
「Netflix」「Prime Video」「YouTube」の三つは観るためのアプリ。
他にはなにも入っていない。
これくらいシンプルにすることでiPadを長く使おうと思っている。

今回の第七世代iPad（10.2インチ）の最大の魅力は、たった3万円台で最新のiPadが買えるというコスパの高さ。
もちろん、iPad AirやiPad Proなど上位機種の方が性能が高いが、私のような活用であれば一番低額の「iPad」で何不自由しないだろう。

今はスタッフのものになった3年前のiPad Pro（10万円以上した）と遜色ないことが3万円台でできる。
ここまで価格がこなれてこれば、ためらっていた社員全員にタブレットを持たせることも可能になる。
生産性向上と働き方改革の武器としてiPad活用を考えるべきだろう。
ハードやソフトの価格がここまで下がった。ハードルはもうない。
あとは、ビジネスの現場でいかにテクノロジーを活用するかの知恵が問われているのである。