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Wish-Listミーティングのすすめ

この時期の富士山は新雪のせいで雪化粧が真っ白だ。先日までスッ
ピンだっただけに、豹変ぶりに息をのむ。
富士を狙って新幹線はいつも山側の席を取るが、だれもが考えは同じ
で、予約もD席・E席から埋まっていく。この時期は尚さらか。

さて今日から四日間東京。
昨日、スタッフミーティングを行ったが来年以降のWish-Listを全員で
出し合った。プライベートのWishは含まず、あくまで仕事や会社の運
営に関わることに限定したWish-Listミーティングである。

1.オフィスにあるとうれしいIT機器やソフト、ガジェット、家電
2.オフィスにあるとうれしい健康グッズや食品・薬品・飲料・サプリ
3.勤務時間や休日に関する最高の願望
4.収入や待遇に関する願望
5.会社がこうなってほしい、こうあってほしいと思うこと
6.自分がなし遂げたい最高の業績や仕事ぶり
7.自分が身につけたいと思うスキルや資格
8.自分がなりたいポスト、役職
9.人としてこんなふうになりたい
10.その他大きな野望、願望、ささやかな夢

などが出された。

時間が短かったので4人で100個ほどのWishしか集まっていないが、
なかなか傑作ぞろいである。感心するようなWishが何個かあり、今後、
経営計画書のなかに取り入れたいと思うアイデアがあった。

このWish-Listミーティングは空気がポジティブになる。
やらねばならぬことや、やれそうなことは人間、うれしくないものだ。
心からやりたいと思うことを目標設定したほうがうまくいく。正直に
出来ているのが人間なので、楽しいとか嬉しいという感情が伴わない
目標は見なくなるし、達成もしない。

昨日、ある小売店の社長とネットミーティングしたが、売上目標を
つくるのが嫌になったとおっしゃる。
作ったとしても現実的な目標しか作れないし、夢のような目標を掲げ
たところでその方法論がわからない。だから最近は目標を作らないよ
うにしている、という。

「愚痴や弱音を私のまえで言うのはよいが、社員のまえで言っては
いけない」とお伝えした。
そんなことを言っている社長のもとに優秀な人が集まらないし、今い
る人も将来が不安になる。弱将のもとにつよい兵士は集わないのだ。

今日の原稿にオチはないが、品川に着いたので今日はここまで。