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一般解と特殊解

初投稿:2001年8月28日、Rewrite:2014年4月4日(金)

数学が好きだった方は覚えておられるかもしれないが、二次方程式の判別式というものがある。

手短にいえば、問題に対する答えは一つではなく、二つある。条件が変わっても変化しない答えを「一般解」といい、条件に応じて変化する答えを「特殊解」という。

教育が高度な過程に入ると、学校の先生は特殊解(スペシャルケース)を解くように指導するはずだ。たしか、あのアインシュタインも最初は「特殊相対性理論」を発表し、のちになって「一般相対性理論」に至っている。

つまり、「特殊解」とは現場で必要な答えである。その答えが他のケースにも使えるのかどうかは関係なく、今その場で役立つ答えのことだ。
片や「一般解」とは、あらゆるケースに対応できる普遍的な答えであり、時と場合を選ばない答えだ。優れたリーダーとは、その両方の答えの導き方を知っている人だ。

「一般解」にも強く「特殊解」にも強い、そんなリーダーを目指そう。