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続・ある優良企業の経営哲学

投稿日:

Rewrite:2014年3月26日(水)

「ある優良企業」Y社長の経営方針について、続きを述べよう。

1.新会社を設立するにあたっては、資本金と同額の預り金を集めるべし!
2.新会社の創業メンバーには、管理に明るい人材を加えるべし!
3.ものは何処よりも安く買い、人は何処よりも高く買うべし!
4.幹部の登用は、その人格の高さと遵法精神を重んずべし!
5.社員はまず、年収の半分の貯蓄をすべし!
6.日銭商売にあっては、借金は避けるべし!
7.2期連続して赤字の部門・店舗は、潔く失敗を認め、撤収すべし!
8.事業の拡張計画は、人材の成長スピードを最優先に考慮すべし!
9.ブームには乗るなかれ!
10.時には社運をかけた挑戦を行い、社内に緊張をもたらすべし!

「6」について
今風の表現で言えば、キャッシュフローを把握した上で設備投資を検討することの大切さを強調している。ドラッカー氏が来日した際、ある日本企業を訪問した。そして試算表を詳細に調べ上げ、所感を語った。それは、「今の経営を続けるかぎり、この会社が倒産する可能性は向こう百年間ありません」というものだった。いかなる経済変動があっても倒産しない経営基盤とは、財務力だ。

「7」について
投資には「見切千両」という言葉がある。事業には失敗がつきもので、むしろ失敗の山の中に成功がある。失敗がもたらす損失のダメージを把握しておこう。損切りの基準を事前に決めておく点がユニークだ。

「8」について
この項目については2通りの意味があると思う。一つは、人の成長よりも出店ペースの方が早ければ、やがて店舗のレベルが落ちてしまう、という意味がある。もう一つは、事業の拡張ペースにおいつく経営陣を作っていかないと事業全体をマネジメントできなくなる、という意味がある。むしろ後者のもつ意味の方が大きいのではないか。

「9」について
船井総研の船井幸雄氏は、「経営の要諦は二つ、時流に乗ることと原理原則に則ることだ」と語っている。私もその意見に賛成だ。ただし、時流に乗るという言葉のなかにも二種類あるのではないか。一つはさざ波のように短期間で終わる流行商売、二つ目はうねりのように長く続く時代の流れだ。

「10」について
GE(ゼネラル・エレクトリック)のウエルチ会長は、「能力ストレッチ」という表現を使う。これは、筋肉を伸ばすストレッチ運動のように、能力を定期的に背伸びをさせることだ。無理難題に挑むことを時々やらないと、人は成長が止まってしまうのだ。新入社員は、仕事の実務を何も知らないゆえに、毎日がストレッチとなる。しかし、管理職になるとストレッチしなくとも実務はこなせる。長期にわたってストレッチが行われないと、単なる頑固な中年管理職に成り下がる。いや、この際、年令は関係ない。頑固な20代もいる。この会社でも、定期的に高い目標を掲げたり、思い切った設備投資を行って社内に緊張感をもたらしてきた。

以上でこの稿を終えるが、優良企業には優良な経営者のもと、優良な経営哲学が存在するという一例をご紹介させていただいた。「優良」という言葉を「独自」と置きかえても意味は変わらない。

 

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