連日世界を飛びまわりながら疲れた顔もみせず平然と仕事を続け
タフガイコンサル・白川先生(74)は、やっぱり人の子だった。
出張先のホテルで体調が急変されたようで、ビデオチャットで連絡
入った。顔色はお元気そうながら、表情がいつになくかたい。
「先生、こんな時間(午前6時半)にどうされました?」
「急で申しわけないが、明日の名古屋での多幸の会セミナーに出席
きそうもない。体調がよろしくないんだ」
「え、どうされたんですか?」
「首が回らないんだよ」
「またまたご冗談を」
「いや、本当なんだ。ベッドで横になるのが苦痛で…」
「あら~、それは大変ですね」
「今から東京にもどって病院へ行く。おそらく明日のセミナーは吉
寺の自宅からビデオLiveでならスピーチ可能だと思う」との事
きょそのように予定を変更した。
いずれにしても不調そうな白川先生をお見受けするのは初めての
とで私も当惑した。そして昨夜の多幸の会セミナー。
白川先生は「中国+1はヤンゴンの時代」と題してきっちり30分
ーチされた。少し楽になられたようで弁舌さわやか。完全にいつも
白川節炸裂だ。
・・・アジアビジネスを検討するにあたっては、まっ先に優先すべ
は13億人の市場規模をもつ中国で、今もなお、中国を素通りして
ジアビジネスは考えられない。・
・・・
いつもの持論である。そこからが新しい。
中国に次ぐ国としてタイ(バンコク)、ベトナム(特にハノイに注
の時代が始まっており、その次にくるのはミャンマー(ヤンゴン)
ろうという見通しを様々なデータをもとに語られた。
動画を拝見するかぎり、完全復調の様子だがしっかり体調を整え
いただきたい。次いで筒井会長(75)がスピーチした。
テーマは「アジアビジネスを左右する『運』を味方にする方法」と
うもの。
「名将の条件はひたすら運である」は司馬遼太郎のことばだが、海
起業を成功させるにも人の運、時の運、地の運、金の運が欠かせな
「僕の場合も香港の不動産や株がグングン上昇するタイミングでそ
らに投資し、多分に運に恵まれたと思っているが、運はその時そこ
いた人すべての前にあったわけで、本来は平等のもの。それをつか
るか、つかめないかは本人の決断次第であり、私は運を味方にする
断をすることができた。一度ならず二度、三度とそういう決断がで
たのは、相談できるブレーンに恵まれていたからでもある」と筒井
長。
たしかに運はほぼ平等にあると思う。
大切なことは、「幸運の恩恵を最大化すること」と、「不運・悲運
ダメージを最小化する」ためのラックマネジメントの才覚だろう。
「運のよい人とつきあう」、というのもそのひとつかもしれない。
だ、運のよい人の周りには、運の悪い人もたくさん集まってくるの
相手を峻別できなければならない。運のよい人はそうしたことが本
的にできているのだろう。
筒井会長いわく「運を下げたり、落とすような生き方はしない」
とも強調した。
たとえば、自分だけ儲けようとしたり、調子に乗って遊びほうけた
約束を破ったり、遅刻したり、誰かを悲しませたりするようなこと
していては運気を落とすので、そういう生き方はしないようにして
たと筒井会長。
20時半に閉会したあとは「世界の山ちゃん」で二次会。
「多幸の会」例会はおもしろい。
次回は11月27日(水)18時から名古屋で開催する。開催日の
バンコク・ヤンゴンから帰国したばかりの三人によるスペシャルレ
ートがある予定。よろしければご参加ください。
11/27(水) 多幸の会セミナー(名古屋)
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