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アパレルアイさん訪問記

来期、我社は30期を迎える。
「30期を迎えられる会社の比率は0.025%」というデータをネットで見たことがある。だが出典が定かでないことと、私の感覚として実態は、ゼロが2個ほど多いように思う。
帝国データバンクや中小企業白書でも企業の生存率を発表しているようなので、いつか詳しく調べてみたい。
いずれにしろ、30年つづく会社は少ないことだけは間違いない。

一昨日、広島県第二の都市・福山市を訪問した。新幹線駅前に威風堂々たる福山城がある。いつかあの城にのぼってみたいと思っていたが、今回縁あって福山の企業からお声がかかった。(城にはまだ行けていないが)

福山でも屈指の会社だと思う。
アパレルアイ株式会社の第34期経営計画発表会にお招きいただき、基調講演の大役を仰せつかったのだ。
同社は福永一夫社長(71)が1983年(昭和58年)に創業し、4年後に会社を設立された。婦人パンツ専業で業容を拡大。国内と国外に製造拠点をもつ、工場をもたないアパレルメーカーで、業界全体が低迷するなかにあって、堂々たる決算を続けておられる社員数30名の会社だ。

好調の秘訣は、企画力と開発力、それに営業力のバランスが取れている点にあると私は思う。受け身の営業ではなく積極的な提案営業を全国レベルで行っている。鍛えられた社員がたくさんいるのが強み
「僕は営業はできませんから」という福永社長は勉強熱心な経営者で、10年以上前から大手コンサル企業主催の経営計画づくりの講座に出席し、勉強してこられた。
だが、どれも難しくて経営計画書が完成しない。
10年前に偶然みつけた「がんばれ!社長」メルマガを読んで合宿参加を決断。名古屋の「経営計画合宿」に参加した福永社長は、「今回は必ず完成させたい」と抱負を述べた。

その合宿でつくりかたを覚えた福永社長は、その半月後に印刷された経営計画書を武沢あてに送ってくださった。もちろん今も私の手元にある。以来、アパレルアイさんでは毎年5月の連休明けから毎週末はほぼ社長室にこもって経営計画書づくりに打ち込む。それを8月の発表会に間に合わせる、ということを続けてこられた。

10年間、着実に進化すると見ちがえるようなデキになる。
今回、会場でいただいた経営計画書は10年前とはまったく別次元の、すばらしい内容になっていた。A4サイズで60ページ近いボリュームがある。全員が個人目標をもつ。達成者には金一封をそえて表彰状がもらえる。営業も開発も物流も経理も表彰対象である。

チームワークを重んじる。社風を重んじる。一流の社格を重んじる。
したがって経営理念は「清く 正しく 美しく」であり、次にこう続く。
・私達は法を守ります
・私達は嘘、偽りのない仕事をします
・私達は社徳を大切にします

「もし何のために経営しているかと問われたら、私は迷わず、社員の幸せを実現するためと答えます」と福永社長。
似たことをおっしゃる方は多いが、福永社長の場合、社員の幸せを13個の要素に書き出し、経営計画書にそれを書いておられる本気さがある。

<社員の幸せ>
1.家族が幸せであること
2.自分自身が健康であること
3.経済面でより豊かになること
4.仕事で成果を出し、やりがいを感じられること
5.人間性や存在そのものを認めてもらうこと
6.職場で人間関係が良いこと
7.成長を実感できること
8.働く環境が良いこと
9.自由な時間が持てること
10.信頼できる人が多くいること
11.自らが貢献し会社が発展を続けること
12.人のためにできること
13.夢が実現していくこと

<明日につづく>

★アパレルアイ株式会社
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