ある社長が夜10時ごろスタッフとグループチャットしていたら
ひとりのスタッフが「俺、その案はありよりのなしだと思います」
「ありよりのなし?ありよりという町で獲れる梨のこと?」
社長が意味を問いただしたところ、「良さそうにも思うが反対」と
逆に、「問題はありそうだが賛成」という場合は「なしよりのあり
なんだ、それは!
社長は腹立たしくなり、「こういう場では俗語を使うな」と苦情を
「今からフロリダ?」と社長が問いかけてもフロリダ男は返答しな
別のスタッフが教えてくれた。
「風呂に入るから離脱する」という意味らしい。
「ネットじゃ結構当たり前に使われてますよ」と言われたが、社
「当たり前」という言葉そのものも、当たり前じゃない成り立ち
「フロリダ」も「当たり前」も大差ないようだ。
「当たり前」といえば、こんなプチ事件があった。
あるセミナー会場で講師の私にむかって「武沢先生はコンサルもさ
コンサルタントがコンサルティングするのは当たり前と私は思って
「武沢さんはコンサルもされるのですか?」とは、まるで寿司屋に
彼女がセミナーに参加されるのはそのときが5回目くらいだが、
セミナー講師業以外のことはやっていないと思っておられたのかも
コンサルタントが講師をやり、講師がコンサルティングもする。
「当たり前」と思うことが多くなると、人は感動しなくなり、不
「当たり前」の反対は「ありえない」か「有り難い」だろう。
「ありえない」とか「有り難い」という気持ちがたくさんあれば、
年をとると経験値が増え「当たり前」が増えていく。
挨拶してくれて当たり前、お礼を言われて当たり前、自分のことを
「当たり前」と思う気持ちをなくすのは難しい。だったら「当た
・自分のことは誰も知らないのが当たり前
・自分は国内(社内)で一番後輩で未熟者あることが当たり前
・周囲はだれも協力してくれないのが当たり前
・自分はまだ何も知らないのが当たり前
・売れないのが当たり前
そうしたら、「フロリダ」といわれても腹立たしくならずに済む。