「令和」になってひと月経過したが、良質な本にたくさん出会え
いてありがたい。昨日一気に読んだ本もとてもよかった。
『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル
著、ダイヤモンド社)という。
『東大ノート術』『メモの魔力』『PDCA手帳術』など、ノー
モ、手帳の使い方に関する本はよく売れるようで次々に新手の本が
てくる。デジタル一辺倒のマネジメントではうまくいかないと、多
の人が感じているようだ。
私もそうした類いの本を読むのが好きだ。
仕事をこなす上ではデジタルの方が重宝するし、数年前から紙の手
も使わなくなり、いまでは一冊のノートにメモを取る以外はすべて
ジタルで処理している。日々の処理力は高まったが、人生の生産性
どうかというと怪しい。使うアプリが増えた分だけ関心が散逸し、
切なことをすっかり忘れていたりする。
そうした問題が一冊のノートですべて解決するという『バレット
ャーナル』は凄いのかもしれない。書店でこの本をみつけて手に取
たら意外にぶ厚かった。ページを繰ると、見慣れない単語がたくさ
でてくる。
・バレット
・ラピッドロギング
・コレクション
・フューチャーログ
・リフレクション
・トラッカー
おいおい、たかがノート術の本なのにどうしてこんなに小難しい
語が出るのだろう。
「注意欠陥障害」をもっていた著者ライダー・キャロル氏が、自分
集中力を高めるために工夫に工夫を重ねたノート術がバレットジャ
ナルで、それぞれの工夫したやり方に独自の名前を付けたからこう
ったらしい。
このバレットジャーナルは本として日本に紹介されたのはまだ今
の4月のこと。しかし、このノート術はブログやツイッターなどで
ぶん以前から世界に拡散され、何十万とも何百万ともいわれるファ
が独自のコミュニティをつくってアイデアを交換しているという。
いやぁ、知らなかった。本は昨日読了したばかりだが、今日から
読し、本格的にこのノート術を実践してみようと思う。
私の夢は
・経営計画と個人目標を中心にした「目標ライブラリー」
・今後12ヶ月の主要日程やプロジェクト計画を俯瞰する「フュー
ーログ」
・月間の予定や目標、計画を管理する「マンスリーログ」
・日々のタスクやメモを管理する「デイリーログ」
・ちょっとした思いつきやアイデアを整理しておく「アイデア・メ
・どこにも持ち歩きたくなるオシャレで軽いノート
これらが本当にできたら、生産性が飛躍的に高まるに相違ない。
チーム全体、会社全体でこれを実践したらどうなるのだろうかとワ
クしてくる。
※どなたか「バレットジャーナル」に詳しい方が見えたらご連絡い
だきたい。使ってみての意見や感想などをお聞かせ願いたい。
連絡先 take@e-comon.co.jp 「バレットジャーナル係」