私が20代から30代にかけて勤めていた会社には「論文大会」
毎年秋に開催され、期間中に応募があった作品の中から最大3
入選すると翌年春の日本リテイリングセンター主催「米国小売業視
自費で参加すると3
アメリカ
入社して2年目の論文大会に私は応募した。
結果通知書が自宅に
翌年の春、私はローンを組んで自費でツアーに参加した。
その年の
今度は私とM君の二人が入選作に選ばれ
米国では強烈なカルチャーショックを受けた。
論文はA4レポート用紙に10枚以上20枚未満書く。
テーマは原則として自由だが
1.経営理念について思うこと、私が実践していること
2.職場の問題発見と改善提案
が推奨されていた。
そのとき私は何を書いたのか思い出せないが、毎日仕事が終わっ
ちなみにその会社には、「米国ツアー積立制度」もあった。
毎月
1年半積み立てれば自
そんな話をあるセミナーでしたところ、受講者のA社長が挙手し
「武沢先生、うちの会社には論文大会ではなく、弁論大会がありま
とおっしゃる。
横浜にある製造業(社員数100人)のA社では、毎年一回弁論大
毎年3月に経営計画発表会が行われるので、半年後の9月に「弁
参加希望者は毎年20人ほどいるそうで、希望者はA4一枚の弁論
事務局は応募者の中
よくそれだけの応募者が集まるものだと感心していたら、私の疑
「応募者には全員1万円出しています。そこで選ばれて弁論大会に
ちなみに「弁論大会」当日は昼に製造ラインを止める。
昼食後、全員が本社の体育館に集合する。
ゲスト講師による記念講
参加者全員が1票をもち審査す
去年優勝した女性の事務スタッフはうれしさのあまり泣き出してし
大会が終わると、体育館に運ばれた食材でバーベキューするのが吉
「大会の効果はいかがですか?」と尋ねてみた。
A社長は、感慨深そうな顔をした。
「最初の2~3年は話術が巧みな一部の社員だけが応募する大会で
理念浸透と問題発見・解決のための「論文大会」と「弁論大会」
企業によってはかなり使えると思うのだ。
お試しあれ。