昨日のつづき。
品川の居酒屋で出てきた「アボガドののり巻き」には隠し味にワサ
ビールと
さて、広島東洋カープが強くなったのは、石井琢朗氏がコーチに
それは個人的見解というより、定評に近いものらしい。
10回打てば7回以上が凡打になる。
大半が凡打なのだから、打
凡打のなかに学習材料を見出し、改善する打者になれと教えた石井
そうすることで凡打に意味が出る。
もうひとつは、チームバッティングだ。ひとつの凡打にたくさん
塁上の選手が進塁できたり、ホームに帰還できたりすれば、その凡
そういう凡打が打てる選手が増えれば、チ
それを続ければ優勝の可能性も高まる
それを徹底した。
打ち損なってショートゴロを打ったところ、たまたま進塁打や打点
それは結果オーライであるが、プロのコーチがみれば、結
広島カープの強みは、4番を打つ新井選手や鈴木選手までもが意図
そんな T 社長の話を聞きながら、「平成も30年になるとプロ野球も変わってきたね」と思った。
私がそれを言うと、「どういうことですか?」と T 社長。
アボガドを頬張りながら私はこんな話をした。
昭和のプロ野球の大打者といえば、川上、青田、張本、豊田、野
ゴツゴツした野武士のような選手の
多分に個人成績至上主義でもあった
チームプレイ、チームバッティング、という概念に乏しく、自分が
だから、ベンチから「送りバント」のサインが出てもそれを無視
それで監督を黙らせるよう
監督だって野武士だから、「ホームランを打て
平成も終わろうとしている現代プロ野球はまるで高校野球だ。
犠牲バントや犠牲フライを打った選手がベンチに戻ってくると、全
そうした光景をみると、「高校野球じゃないんだから、一流のプロ
フォアザチームをたたえ合う高校野球のようなプロ野球が今の若い
石井琢郎コーチはカープを2017年に退団。
今年からヤクルト
するとどうだろう、昨年0.23
総得点は658(1
前年最下位だったスワローズは何と、セリーグ2位に躍進した。
意味ある凡打、意味ある失注、意味ある未達、意味ある失敗、意
意味ある「凡」がある。
「凡」とは、ごく普通であること。
ありふれていること。
また、そ
意味がなさそうに見える「凡」から意味あるものを抽出できるかど
「意味ある凡打」が打てるチーム作りをしよう。
この稿は T 社長に感謝しつつここで終える。
近いうちに「反省のスキル」についても考えてみたい。