ハイビジョンの上をいくフルハイビジョン、さらにその上をいく
放送する BS NHK では2016年から実験放送を始めているが、12月以降は新たに4K と8K の二つの専用チャンネルで正式放送される。
家電量販店のテレビ売場の主役は当然のことながら4K 対応の液晶テレビ。
液晶よりも数段美しい有機 EL パネルのテレビは実売価格で数十万円以上と買うのに躊躇するが、液晶テレビなら4K 対応の最新型の50インチが10万円~20万円程度から買える。
テレビなんてどれでも同じようなものだと思っていると大間違い
店頭で画面を見比べ、店員さんに性能の違いを聞いてみると、テレ
あまりの進化ぶりに12年ぶりの買い換えになる私は、浦島太郎に
まず画質と音質の進化が目覚ましい。
映画やスポーツの映像と音
4K ・8K の画質・音質はほぼ現場で見えている、聞こえているのと変わらない迫力だ。
車と同じでテレビにもエンジンがある。
このエンジンの性能アップ
「トランスフォーマー」の映像をみた息子が「何、このヌルヌルし
リモコン1個ですべてできるのも便利。
以前は、テレビ用リモコン、HDDレコーダー用リモコン、Fir
今回の TV はすべての機能が内蔵されており、一台で全部できる。
番組の録画・再生、ネット動画視聴(Primeビデオ、Netf
機種によっては、Alexa や GoogleHome などの音声アシスタントでの操作も可能だ。
さて、この4K 対応テレビだが、事情を知らないお客さんとお店・メーカーとの間にちょっとしたトラブルが起きているらしい。
4K を知らないお客のせいだと言ってしまえばそれまでだが、メーカーや販売店、放送する側の情報提供不足も否めない。
こんな点で問題が起きているという。
1.
4K 対応テレビを買ってきたらすぐに4K 画質の映像が見られると思い込んでいるお客。
4K 放送が始まらないかぎり見ることができないのは当然である。
Netflix や Primeビデオなどの動画配信サービスでは一部で4K動画を配信しており、それならすぐに視聴できる。
2.
専用チューナーを買う必要がある。
東芝製の一部の製品には4Kチューナーがあらかじめ内蔵されているが、それ以外の4Kテレビは、4K チューナーを別途に買わねばならない。
値段は数万円する。
そんなややこしいことをせずに、あらかじめチューナーを内蔵させればよいのに、と思う。
だが、それをすることで一部のお客からすれば、「不要な機能」を標準装備することになり、値段が高くなることをメーカーが避けているようだ。
これは時間が解決する問題だろう。
3.
4K 放送を受信するには、専用のアンテナやケーブルが必要になる。
従来の地上デジタル放送が4K ・8K を放送する予定はない。
4K ・8K は BS と CS で放送されるわけだ。
すでにお持ちの BS/110度CSアンテナで受信できるが、現在のアンテナは4K 放送まで受信する。
もし今から新たに買うのであれば、4K ・8K 放送対応のアンテナとケーブルがおすすめだ。
つまり、テレビさえ買えば良いのではない。
チューナー、アンテナケーブルも新調する必要がある。
ざっくりと見積もるとこんな予算になる。
・最新型4K 対応テレビ 20万円~10万円(50インチ程度で)
・4K 対応チューナー 3万円~6万円
・4K8K 対応アンテナとケーブル あわせて1万~2万円
合計20万円台となる。意外に安くあがるのである。
著作権保護の目的で、4K ・8K 放送は録画できないかも、と噂された時期があった。
しかし、ちゃんと録画できることになったので
ただし、番組によっては複製回数に制限を設けるなどの
この冬から始まる新放送で、一気に盛り上がるであろう4K ・8K。
少なくとも2020年の東京五輪は4K ・8K 映像で楽しみたいものだ。
10年以上今のテレビをお使いの方は、今年から来年にかけてテレ
今のテレビは本当にすごい。