名奉行といわれた大岡越前守でさえ、経済のことは分かっていな
武士道の精神からみれば、「利益は悪だ」となるようだ。
明治になり、士農工商の身分制度はなくなっても武士道精神は濃
「武士道精神は損得勘定をとらない。むしろ足らざることを誇りに
そして、大正・昭和・平成と続き、来年の今ごろは新元号になっ
時代は移ろえど武士道精神は根絶していない。良心ある経営者のな
なかには、許容できるのであれば赤字だっていいじゃないかと思っ
以前、学習塾の「経営計画書」を拝見したことがあるが、次のよ
「営業利益率は5%以内に保つこと。それ以上の利益は暴利であり
私がその箇所を質問すると、その社長はこう言った。
「教育者と医者は原則として無報酬が望ましいと思っています。た
意味なく暴利をむさぼることには反対だが、この社長のように利
それはさておき、新渡戸が書いた『武士道』と真逆の本は何だろ
理念も理想もない単なるがめついだけの商売人が主人公の本って何
だが、結局10分ぐらいで考えるのをやめた。
なぜなら、そんな人物ならたくさんいるので、本の主人公になれな
考えるのをやめようとしたその瞬間、ある物語のことが脳裏をか
<あすにつづく>