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レバレッジを意識する

今日はレバレッジ(てこ)の魔力について考えてみたい。
レバレッジにもいろんな種類があるが、最強のレバレッジは「時間」だろう。若い人が時間を武器に複利というレバレッジを活用すれば、誰だってウォーレン・バフェット級になれる可能性がある。

「借金」も立派なレバレッジだ。自己資金の何倍もの借金をして大きな投資をすればそれだけ利益も大きなものが期待できる。当然、リスクも大きくなるが・・・。

「物々交換」も上手にやればレバレッジになる。
何年か前、カナダの男性カイル・マクドナルド氏が話題になったことがある。氏は物々交換サイトに「赤いクリップ」を出品し、こんな希望を出した。

「このクリップより大きいもの、または良いものと交換して下さい」

すると「魚のペン」と交換してくれる人が現れた。
今度は「この魚のペンより大きなもの、または良いものと交換して下さい」とオファーしたところ、高級なドアノブと交換することができた。

ドアノブがキャンプ用コンロになり、発電機になりパーティーセットになり、スノーモービルになり、リゾート地への旅行券となり、大型トラックを手に入れたのだった。
赤いクリップからスタートして7ヶ月、8回めの物々交換で大型トラックを手に入れたマクドナルド氏はまだ満足しない。

トラックがレコーディング権になり、家のレンタル権(1年間)になり、ロック界の怪人アリス・クーパーと半日一緒にいられる権利になり、やがて2階建て3LDK の家が手に入ったのだ。スタートして1年、13回目の物々交換で家が手に入ったのだ。

普通の人は、こういうレバレッジを効かせた生き方をしない。
普通は「赤いクリップ屋」さんをやってしまう。赤いクリップを作り、それを売ることが自分の仕事だと錯覚してしまうのだ。手段と目的の混同である。

マクドナルド氏が家を手に入れることができた理由は明確だ。
それは、最初の物々交換を始めるときから「1年以内に家を手に入れる」と決めていたのである。だから手に入れたものを平気で手放すことができた。
もし決めていなければ、スノーモービルあたりで満足してしまうのではないだろうか。

もっと詳しくお知りになりたい方はこちらの本がおすすめです。

★書籍「赤いクリップで家を手に入れた男」(Amazon)
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今日のポイント:
成長が鈍いと感じたら、もっと働こうとするのではなく、もっとレバレッジを使うことを考えよう。
赤いクリップを一年で家に変えるくらいのレバレッジを!


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