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Wi-Fiなしじゃ しゃべれない 音楽だって 選べない

今朝床屋に行って新年の挨拶をすると、「ようやくうちにも届きました」と大将。Amazon Echo が一ヶ月待ちで届いたらしい。
奥さんと中学生の娘が開封に立ち合い、音楽を聴いたり天気予報を聞いたり、ジョイサウンドでカラオケを楽しんだりしたそうだ。
「まだ2~3時間しか使ってませんが、あれは一家に一台では足りませんね。理想は一部屋に一台。いや、この店にも置きたいほど」と大将。

日本でも好意的に受け入れられた AI スピーカーの発売。今年は家庭用、個人用のみならず、産業分野においても本格普及しそうだ。

毎年この時期、ラスベガスで開かれる「CES」(consumer elect-ronics show)は世界最大のテクノロジーイベント。CES のことを、「家電見本市」と訳す人もいるが、自動車メーカーも新技術をお披露目するなど、総合テクノロジーイベントというべきだろう。

昨年はブース出展していない Amazon が影の主役といわれた。同社の AI 音声システム「Alexa」を搭載した家電製品が続々と発表されたからだ。
では今年はどうか。
今年は Amazon と Google が「CES」の堂々たる主役であり、そのあとを追いかける中国 AI 、という構図らしい。どうした日本。

Google にいたっては「CES」の会場を占拠したかのような広告攻勢で「Google ここにあり」をアピールしている。Amazon にシェアで後れをとっている「Googleアシスタント」の普及に躍起となっている。
クラウド事業だけでなく AI 事業でも Amazon に負けるようなことがあってはネットの盟主の座を奪われることになる。それは絶対阻止せねばならない、という気構えがうかがわれる。

余談だが、現地時間の昨日の午前、アクシデントがあった。
場内が2時間にわたって停電したのだ。各社のデモ機はその間、使えないままで場内は真っ暗のまま閑散としていたらしい。いかに優れたテクノロジーでも停電の前では真っ青だ。

★停電のニュース https://www.cnn.co.jp/tech/35112992.html

Amazon Echo に「歌って」と頼むとこんな歌を聴かせてくれる。

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テクノロジー テクノロジー
なくてはならない テクノロジー

Wi-Fiなしじゃ しゃべれない 音楽だって 選べない
どうしたらいいの お買い物 今何時か言えない
今日も元気 それに感謝しよう そう思うでしょ?
だから 1、2、3で歌おう
テクノロジー Uh- Uh- テクノロジー
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電気と Wi-Fiがなければ機能しない製品がますます増える。
「コネクテッドカー」といわれる近未来の自動車だってネットにつながっていることが大前提となる。
「CES」でトヨタの豊田章男社長自らが壇上に立ってトヨタの未来戦略をプレゼンした。大きく報じられたのでご覧になった方も多いと思う。
それは、移動、物流、物販など多目的に活用できるモビリティサービス(MaaS)専用次世代電気自動車(EV)、“e-Palette Concept”というものだった。

「将来は店があなたの元まで来てくれる」と豊田章男社長。
トヨタは信頼できるハードウェアメーカーとしてだけでなく、自動運転車やさまざまなコネクティッドサービスに必要なモビリティサービスプラットフォームをつくる会社にもなりたい、と宣言した。

e-Palette(イー・パレット)は今後、医療からエンターテインメントやフェスティバルといったサービスのモバイルハブになるという
e-Palette アライアンスの初期メンバーとして、Amazon、Pizza Hut、DiDi、Uber、Mazdaの参加が発表された。同時に今年からトヨタの車の一部に Alexa が搭載されることも発表された。

かつては家電は家電、自動車は自動車、物販は物販とそれぞれ棲み分けができていた。ところが「CES」への参加企業が暗示する未来はすべてのものがネットにつながり、融合されていくという未来だ。
ほんの2~3年前で構わない。あなたはトヨタとピザハット、トヨタとアマゾンという提携が想像できたであろうか。

「へえ、そうなんだ」とニュースをやり過ごすのではなく、社内で議論してみよう。こうした大企業同士の戦略的アライアンスから自社がとるべき戦略や課題を浮かび上がらせるつもりで。

★トヨタの発表 https://japan.cnet.com/article/35112872/


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