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「NRI 未来年表」と武沢未来予測

「NRI」(野村総研)や「生活総研」(博報堂)は2100年までの未来予測を一覧にした「未来年表」を発表している。いずれも検索サイトでヒットするのでご覧いただきたい。

今日は、NRI 未来年表の中から武沢が気になった予測だけをピックアップした。後半では、武沢独自予測も行った。

<2018年>…これは来年なので予測というより予定である。

2月:韓国(平昌)で冬季五輪開催…メダルラッシュで盛りあがる

4月頃:高松空港民営化…今後、地方空港の民営化が進んでいきそうだ

6月:ロシアでFIFAワールドカップサッカー開催…日本を応援しているが、今のチーム力では予選突破は厳しそう。

BS放送で4K・8K放送開始…ハイレゾの時代に。テレビは数万円で買える4K が標準になり、8K も数十万円で買えるように。パソコンやタブレット、スマホも一気にハイレゾが標準に。画質の粗いホームページは見られなくなり、売れなくなる。

日本人の出入国審査に顔認証技術が導入される…顔認証が一気に普及する見通し。

地方の免税店が20,000店舗に。(2015年は6,600店)…インバウンド需要をしっかりつかまえなきゃ。

ASEAN加盟10ヶ国の域内関税がゼロに…国内産業を保護する目的の関税を撤廃または低減する動きが世界で加速しています。

2019年5月からの新元号の名が発表される

放送コンテンツの海外売上が2014年比で3倍に…メイドインジャパンのテレビドラマやバラエティが世界へ。立ち後れていましたから。

南部アフリカ開発共同体(SADC)自由貿易圏が共通通貨導入。アフリカ連合(AU)、加盟国54ヶ国共通パスポートを発行…アフリカの時代が始まろうとしています。

英国が宇宙観光旅行向けの商用宇宙港を開設…すでに売り切れている宇宙旅行チケット。まだ3千万円しますが、年々安くなる見通し。

<2018年 武沢予測>

東京五輪特需と、改元特需、翌年の消費税増税前の駆け込み需要が活発化し、ちょっとしたバブル景気に沸く。東証株価はバブル期以来の3万円の大台に到達するだろう。
ビットコインなど仮想通貨が投機対象としてではなく、実用的な通貨としてごく当たり前に使われるようになる。

注目製品としては Amazon の AIスピーカー Echo である。個人や家庭で使われるだけでなく、ビジネス、教育、医療、観光、介護・看護などの分野に急拡大するだろう。音声コマンドの利便性に気づいた人々はスマホの利用頻度を半減させる。
メガネタイプのウエラブル端末が普及。眼鏡タイプの Amazon Echoや、同じくメガネタイプで楽しめる VR、AR 機器が登場する。
動画のリアルタイム分析が可能になる「ディープレンズ」(AI)もヒットするだろう。
Amazon の時価総額は Appleを抜き去り、初の1兆ドル(株価2000ドル)を超える。巨大になった Amazon が米国で独占禁止法の疑いをかけられ法廷争いになる。企業分割も議論されるが、結局は消費者がAmazon を支持し、同社の勢いは加速する。

日本の銀行、生保・損保など、かつてエリートが高給で働く業種だった金融機関が構造不況業種になる。
大量の人材がリストラされるが、それによって日本経済全体は活性化する。
2018年は依然として求人難が続く。人材不足倒産が起こる。
スマホ HP や SNS がない、という理由だけで学生の選択肢から外れる企業が出てくる。中小企業は要注意だ。
経営理念やビジョンがない会社にも人が集まらなくなるほか、働き方改革の計画が語れない企業も置き去りにされる。

この調子で書いていたら2100年予測にたどり着けなくなる。明日からはもう少し端折っていこう。