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経営者団体

Rewrite:2014年3月21日(金)

「藤田はん、あんた仕事で成功したいんだったら、役所の肩書き持ったらあきまへんで。持ったら最後、どんどん広がっていくから仕事できんようになる。私はやってまへん。」日本マクドナルドの藤田社長が30才のころ、松下幸之助氏から言われた言葉である。以来、藤田社長は財界活動をしていない。

実は、私もまったく同じ意見をもっている。財界活動とは言わないまでも、ロータリークラブ、ライオンズクラブからはじまり、商工会議者や青年会議所、中小企業家同友会、それ以外にも経営者団体は星の数ほどもある。こうした経営者団体での活動が貴重な情報源だ、という経営者もいる。しかしスタンスを誤ると深入りし過ぎてしまう。

1.世話人(役員)を引き受けること
2.会に対して、過大な期待をすること

この二つは自重しよう。経営者団体に所属し、勉強することは大いに結構だが、世話人は引き受けるべきではない。失う時間と得られる結果がアンバランスになりやすい。
また、経営者団体には大きな期待をかけるべきではない。今所属している団体だけが経営勉強の場、人と出会う場、だとしたらそのこと自体が問題である。

例外もある。
あえて火中の栗を拾ってまでそうする、という時である。そうでない限りは上手に「No」を言おう。