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「自分を変える」ミーティング

昨夜はある IT 企業で「自分を変える」ミーティングを行った。
15名の参加者が前もって『スタンフォード自分を変える教室』を読んできて、その本から何を学び、何を実践するかを発表しあった。

その結果の一部をここで共有してみたい。

1.私は自分に甘い面がある一方で、はげしく自分を攻撃し、ひとりで落ち込むところがあります。今後は自分を責めるだけでなく、本にもあった「自分をなぐさめる」、「自分をいたわる」ような言葉を前もってノートに書いておき、落ち込んだときそれを読むようにします。

2.「疲労感」と本当の「疲労」は別物であり、脳がだましているのだということが分かりました。夕方になると「疲労感」を感じることが多かったのですが、脳の騙しだとおもってもうひとふんばりします。

3.6時間以下の睡眠が「意志の力」に悪影響を及ぼすことを知って驚いています。私の場合は平均で4~5時間しか寝ていませんが若いので、悪影響を感じていません。しかし長い目でみたら良くないと思いました。これを機会に生活スタイルを改めます。

4.「意志の力」はガソリンのようなもので朝は満タンでも徐々に消費し、夕方か夜には空っぽになることもあると書いてあったところが印象に残りました。しかもちょっとした休憩や気分転換で意志の力を補給できることも知りましたので今後、仕事でそれを活かしていきたいと思います。

5.好調時の自信が「慢心」や「過信」になったとき、小さい誘惑に負けやすい状況をつくるメカニズムを勉強できました。
「これだけがんばったのだから、これぐらいいいや」と自分にごほうびのつもりで許した心の緩みが、やがて悪習慣となって、自分の調子を崩していくことが過去に何度もありましたので「ごほうび」と「慢心」をきっちり見極めていきたいと思いました。

以下、武沢よりコメントバック。

「1」の方へ。
一般的に言われることは、自分に厳しい人は他人にも厳しくなる傾向があるということ。厳しいばかりでなく、「そんなことぐらいで気にするな」「こんな日もあるさ」「普段、お前はよくがんばってるから」「今は耐えるときさ」「今度見返してやればいい」などの言葉を用意して、厳しくする以外の自分(他人)への接し方のバリエーションを増やしましょう。

「2」の方へ。
私の場合は、満腹になるまで食べますが、お酒を飲むと満腹感を感じる神経が鈍り、結果的にドカ食いすることになります。
疲労感は実際の疲労よりも先にシグナルが出ますから、それを知っていれば、疲労とのつきあい方が変わるでしょうね。

「3」の方へ。
若いのですから週末に夜遊びするのは大いに結構です。
毎日6時間以上眠れれば最高ですが、それより少ない日があっても気にせず、昼寝も含む週間合計で帳尻を合わせばそれで良いと私は思います。

「4」の方へ。
その通りです。
私の場合、昼の休憩を長く取りすぎたり、昼食を食べ過ぎたりすると午後が散漫になりやすいです。そういう意味ではランチ休憩は午後も良い仕事をするためのリフレッシュが最大の目的であることを忘れないようにしましょう。

「5」の方へ。
私はこの夏、自分へのごほうびでコーラを1本飲んだらやみつきになり、ネットでコーラを大量注文。毎日1~2本飲んでいたら2~3キロ太りました。ご褒美が常習化することがありますので、常習化しにくいものをご褒美にする必要があります。
例えば「家族と焼肉」とか「恋人と映画」など、第三者を巻き込むと常習化が避けられます。

★参考図書『スタンフォードの自分を変える教室』
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