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「見える化」されたものの奥にある見えないもの

ダイエットは永遠にブームになるようだ。

「リンゴだけで痩せる」とか「巻くだけで痩せる」「ライザップに通えば痩せられる」など、安直に「○○だけ」といった話題が一人歩きする。だが実際には○○だけで効果が出るものはほとんどなく、他のなにかとの合わせ技が必要になる。

私も長年「週に1~2回のホットヨガだけ」の減量に頼っているが、やはり食事やお酒などのコントロールもしないと効果が出ない。
来月から「漢方」も取り入れることにしたので、「ヨガと漢方」になるが、それでもまだ表面的過ぎると思っている。

作業としてそれ(ヨガや漢方)をやるのでなく、なぜ痩せたいのか、痩せるとどんな良いことがあるのか、今月中にどこまで痩せたいのか、などに答えることで目的意識を高め、プロセス目標を定めることで初めて生活全体が減量指向になり、減量効果が期待できるようになる。

経営も同じで、表面的な「○○だけ」で経営が良くなることなどほとんどない。目に見えることの奥にある考え方も学ぶ必要があるのだ。

先月と今月、私は「玉海力」(東京のちゃんこ料理店)の河邉幸夫社長が開発・監修した「顧客の見える化システム」を世に広めるためのセミナーを合計4回開催した。
明日の「がんばれ!ナイト」でも河邉社長にご登壇いただくので、それもあわせると合計5回開催したことになる。

「河邉社長ばっかりで、いったいどうしちゃったのですか?」と言われたこともあるが、いま、このタイミングでたくさんの方に知っていただきたいと思ったからそうしたまでである。

顧客管理がうまくできていない会社や、顧客管理はしているが、それを業績向上につなげていない会社が多いなか、河邉社長はほぼ独学で集客に困らないシステムを考案し、市販のソフトを社内で試し、効果を検証しながら今の仕組みにたどりついた。ふと気づいたら、競争がきびしい都内飲食業界にあって、20年連続増収増益という奇跡的な記録を達成していた。

そのようなプロセスで、できあがったばかりの「顧客見える化システム」の概要を、2月の沖縄セミナーで初披露された。翌3月には東京で正式リリース。4月、5月と全国で積極的に講演行脚を開始された。
河邉社長いわく「このシステムはまだ進化の途中なので、パッケージソフトではなく、どんどんアップグレードできるようにクラウドサービスにした」そうだ。

私もそのシステムを見せていただいた。
飲食店はもちろん、エステ・理美容などのサービス業や顧客管理を必要としているあらゆるビジネスにお使いいただけるものだと思う。
しかも6月までなら国の IT 補助金も利用できる可能性が高いこともあって、集中的に5回もセミナーを計画したわけだ。

以前の講演も含めれば、河邉社長のお話は10回ほどお聞きしていることになり、ジョークを入れるタイミングまで覚えてしまった。それでも河邉社長の四半世紀近い経営の舞台裏については何も知らないことをこの本で思い知らされた。

『20年増収増益を続ける店の秘密』(河邉幸夫著、中央公論新書)
http://amzn.to/2qqMQCo

 

先週発売されたばかりのこの本にある様々な目に見えることの裏にある河邉社長の思想や哲学を感じ取りながら読もう。それによって見えてくる大胆さと繊細さの同居。
何年かしてお店が軌道に乗ってきたとき、私なら「よし、これで大丈夫」と安心してしまうはずの時に、河邉社長はそう思わなかった。
「10年先を考えたら、こんな状態でよろこんでいられない」と次の手を打ちにかかる。それが後々の結果にでる。
いつのことを心配しているかで経営者の力量が分かるというが、まったくその通りである。

見える化すれば、すべてのものが表面的に見えるようになる。だが、私たちは「見える化」されたものの奥にある見えないものをも学ぶ必要もあるのだ。

以下、お知らせ。

新刊『20年増収増益の店の秘密』(河邉幸夫著、中央公論新社)が、5月22日から6月20日までの一ヶ月弱、購入キャンペーンを開催中です。
期間中に購入されると、河邉社長が店舗で実際に使っている『社員評価シートPDF』や「新規出店するための80のフローチャートPDF」、セミナーで実際話しているここだけの「音声ファイル」などの3大特典がもれなく無料でもらえます!

・キャンペーンの詳細はこちらをご覧下さい。
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・5/30(火)の「がんばれ!ナイト」東京 河邉社長講演はこちら
http://ganbare.biz/session/?p=8104


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