昨日のつづき。
次進塾では Wish-List をベースにした経営計画作りを勧めている。前もって200個以上つくってきていただいた Wish-List が、これからの経営計画書作りのデータベースになるのだ。
なにかのセミナーを受講したり、本を読んだりテレビでビジネス番組を見たりするたびに、学んだことや決心したことを Wish-List に登録する習慣をもつ。そうした知識・情報のストック&活用法をもつことで経営力は上がりやすくなる。
今回受講されている4社中、1社にはすでに経営理念がある。あとの3社にはそれがない。そこで良い理念の事例を40社分ご紹介し、個性的な会社には個性的な理念があることを学んでいただいた。
「変えたくない」と思えるまでは積極的に経営理念を変えて結構です、と申し上げると、H 社長は「だったら気軽につくれる」と表情が和らいだ。実際その通りなのである。
経営理念をつくるにあたっては、「マンダラチャート」(クローバ経営研究所の登録商標)をつかって、武沢が用意した8個の質問に回答する。あとは他社の経営理念を参考にすることで、個性的な経営理念が作れるようになる。
時間を差し上げて、実際にその場で作っていただいた。まだ完成度は70点ぐらいながら、受講するまでは何もなかったわけだからこの変化率は大きい。次回(6月)までに「満足度100点の経営理念を作ってくること」が宿題になった。
次回はマーケティングを勉強し、自社にあった顧客創造計画づくりに取り組んでいただく。事前に読んでくるべき課題図書もいくつかある。
日々の会社経営を行いつつ、こうした「学び」と「計画」の時間をつくるのは大変なことではあるが、自分に無理を強いているとき、自分を試しているときが成長につながる至福のひとときだと思っていただきたい。
★経営次進塾 http://www.nextcollege.jp/