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続・悲運の名将

ある人が店に入ると、ガラガラだった店内がすぐに満席になるとか、歩いているとよく道を尋ねられるといった人がいる。人をひきつけやすいのだろう。そういう人は運気が高い証拠だろう。

「名将の条件はひたすら運である」(司馬遼太郎)とするならば、悲運の名将などという言葉はあり得ないはず。だが、かつてのプロ野球監督・西本幸雄氏(1920年-2011年)は「悲運の名将」と呼ばれていた。だが本人はそれを嫌がり、自らを「幸運な凡将」と主張した。
リーダーの運が良いと組織も運が良くなる。問題は、どのようにしたら運が良くなるか、である。

ある人から教えられたことだが、その人によって幸運な方角がある。
もちろん日によっても吉方は異なる。
そうした方角を尊重したのが「奇門遁甲」(きもんとんこう)だが、それに従って吉方取りをしながら、神社仏閣や温泉などのパワースポットへ出向き、霊気や運気を浴びてくると良いらしい。
かつて私も「奇門遁甲」カレンダーをつかって年間出張計画を組んでいたことがある。

旅先のホテルや旅館も清潔で明るいところを選ぶ。ユーザーレビューの良いところはおおむね運気も良い。食事する場所も同様で、評判のところには、おのずと人が集まるものである。そうするとこちらの運気も上がっていく。

反対に、運気が良くない所には行かないし、そういう人とも会わないようにする。新聞の社会面や悲惨な事件・事故の記事を読まないしニュースも見ない。ゴシップ誌も読まない。そのように運気を大切に過ごすことで人生もビジネスも流れが変わってくる。

風水の専門家・松永修岳氏が『運の管理学』(講談社)という本で開運法をたくさん紹介しているので、いくつかピックアップしてみよう。

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・初対面の人とは良い気のある環境で会う
地下街とかタバコの煙があるような、気がよどんだ場所では自分の印象も悪くなる。高くて眺めの良い環境で人と会うと、そのあとにその人との財脈がついてくる。
・物わかりの良い人になる
「政治が悪い」「社会が悪い」と誰かを批判したり否定したりすると、結果的に自分の運も落としてしまう。そもそも攻撃的な人にはツキがない人が多いので、運を招きたければ人に好意的になったり、物わかりの良い人になろう。
・昼と夜のメリハリある生活をする
・外食するなら繁盛している店に行く(いつもと違う話題のお店)
・温かいものを食べる習慣をつける
・ふだん読まない本や雑誌、音楽に接する
・住まいやオフィスのレイアウトを変える
・自分とはまったく違った発想の人や業界の人と話をする
・講演会やセミナーで活躍している人の話を聴く
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あなたは今まで運が良かっただろうか?

松下幸之助は人事の責任者に、「運の良い人を採用しなさい」と言っていた。そのためには本人に尋ねるのが一番だという。
本人が「いままで私は運が良かったです」という人は本当に運がよい。
本人が「いままで私は不運でした」という人は本当に運が悪い。
状況は同じでも、本人がそれをどう受け止めるかでいまの境遇が違ってみえるものである。

「悲運な名将」がいないように、「不運な名社長」もいない。

明後日からのGW では、運気をあげることをひとつやってみよう。


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