私が先月から使っている「 MacBook Pro」には13インチのレティーナ・ディスプレイが付いている。この小さな画面ひとつであらゆる仕事をし、時には音楽や映像も楽しむわけだから、かなりお世話になっている。
ディスプレイといえば10年ほど前、ニューヨークタイムズでこんな記事があった。
「1台のPCにディスプレイを２つ接続する『デュアル・ディスプレイ』にすると、仕事の生産性が20％～30％も向上する」
本当かな？と読み飛ばした。
その1～2年後、友人の経営者（ソフト開発）のオフィスを訪ねたとき、数十人の社員全員が25インチぐらいのディスプレイを2台つなげて仕事をしていた。
「これに慣れるともう戻れませんね」と彼は言っていた。
私も会社にもどり、検討してみた。だが外部モニターがまだ高額で25インチで6～7万円していたと思う。それもあって「私には不要」と決断した。
それから数年経った先週、弊社のスタッフが個人で買ったモニターを会社に持ち込み、デュアル・ディスプレイで仕事を始めた。
とても快適そうである。
しかも聞いてみたら「モニターなんて1～2万円で売ってるよ」と言うではないか。Amazon で調べると、たしかにその通りだった。
「文字をくっきり表示させたり、画像をきれいに表示させるなら4Kの方がいいかもしれない」とスタッフはいう。
4K なんてフル HD より高画質なわけで、10万ぐらいするのかと思ったら3.4万円で LG 製の4K モニター（23.8インチ）が売っているという。
「よし、時は来た。今度はやってみよう」と決心し、購入ボタンを押したのが先週金曜日の午後。翌・土曜日の午前には商品が届き、デュアルディスプレイ環境があっという間にできた。配線もケーブル一本で済むし、設定も簡単だった。
MacBook Pro と横並びで使おうか、縦並び（上下）で使おうか考えた結果、多少は首の上下運動をしたほうが良いだろうと上下配置にした。MacBook Pro のディスプレイとすこし被るので、モニター台も買って高さ調整をした。
（上）で何かを表示し、（下）で何かの原稿を書くとか、（上）で音楽や映像を流し、（下）でメールするといったことができる。
（上）に月間・週間の目標や「OmniFocus」でタスクを表示させ、（下）のMacBook Proで原稿やメールチェックする方法が今のところ気に入っているが、何ならメイン画面を（上）にしてしまうということもあり得る。
高画質の大型モニターがあれば、映画も楽しめる。仕事を○○時までにキリをつけて、あとはコーヒーを飲みながら観たかった映画を楽しむ、という目的もつくれる。
生産性と業績に直結する使い方としては、経営計画書や年間月間の目標を表示させ、それを象徴するような画像や動画なども表示させて気分を高め、パソコンの方で集中力と目的意識をもった仕事をする、というのもおすすめ。
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