(昨日のつづき)
専門商社の K 社(社員数200名)では社員の定着率悪化の原因を探るべく、大々的な社員アンケートを行った。
1.ビジョンと理念
2.コミュニケーション
3.目標と成果
4.職場環境
5.規則と規定
6.採用と教育
7.評価・賃金・昇進・昇格
8.降格・降給
9.顧客との関係
10.ITと生産性
11.業界活動と地域社会
12.その他
この項目のなかで一番平均点が低かったのが「2.
最初、意味がわからなかったが、レスポンス比率と K 社が造語したものとわかった。意味は、上司がレスポンスに要する時間と、
1.上司が部下のメールにレスするのに要する時間:
2.部下が上司のメールにレスするのに要する時間:
「1」÷「2」がレスポンス比率なので、今回の調査では「
それだけではない。「ノーレス率」の問題も浮かび上がった。
1.上司が部下のメールをスルーする(返信しない)割合 28%
2.部下が上司のメールをスルーする(返信しない)割合 7%
K 社では「1」÷「2」を「ノーレス比率」といい、今回は「4」
それ以外にも「稟議の承認に要する平均時間」や、「
「コミュニケーションの不満は数字で問題を特定できる」。
K社の改革はまだ序盤。問題を特定するところまできた。
※複数の方々から「社内アンケート」(約200項目)