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戦略タイム

Rewrite:2014年3月21日(金)

マイクロソフトのビルゲイツ氏が現役社長だったころ、年に一回、別荘にこもっていたという。一週間ほど一人になって山荘にこもり、本を読み、そして自社の経営戦略を練り上げる。経営の現場に埋没していては、できない仕事だったようだ。

知人のある社長は、「ボスデー」と称して毎月の最終土曜日を戦略タイムにあてている。この日は、いっさい仕事を入れず、資料とパソコンを持ち込んでホテルにこもる。別の社長は毎日、始業前の30分間をそれにあてている。

中小企業経営者は、大半がプレイイングマネージャーだ。何らかの実務を受けもつ経営者が多い。おのずと就業時間中では、戦略や方針決めのことまでは考えが及ばない。そこで、なかば強制的に時間を設けようという知恵なのだろう。毎年、経営計画を作成し発表している会社では、少なくとも年に一回は会社のあるべき姿を見直し、具体的な戦略や方針を考えることができる。しかし、それでも足りない。年に一度の経営計画作成で、ことが足りるほど現実は甘くない。計画通りにいかない事が多いし、状況も変わる。当然、目標の修正や計画の変更がせまられる。そこで、定期的な戦略タイムが必要になるわけだ。