今年最後の東京セミナーを終えて

東京セミナーは昨日が最後だった。テーマは「2017年目標の設定」。
今回も個性的なメンバーが多かった。
まず、私から４K（高成長、高収益、好財務、好待遇）を実現している日本の旬の50社を一気にご紹介した。

以前もこのセミナーに参加されたH さんはリストにあった会社の株を買い、投資額が二倍になったと話してくれた。夢よもう一度ではないだろうが、このリストを入手するのが楽しみと都内から参加してくれた。

U さん（40）はサラリーマン大家だが、尊敬している不動産投資家 H さんのブログに「がんばれ！社長」セミナーのことが書いてあるのをみて、わざわざネット検索して参加してくれた。午後のセミナーなので、会社を休んでの参加である。

O さん（59）は静岡から二年ぶりに参加してくれた。事業承継を考える段階に来ており、来年は今までとは違うギアに入れ替えねばならないと今回のセミナーできっかけをつかもうと参加された。

M さん（40）は日本を代表する養豚業者である。もともと農業を３K 産業にしたいという願いをお持ちの方だ。
これまでの農業は「きつい」「汚い」「かっこ悪い」の上に、「臭い」「稼げない」「結婚できない」の「6K 産業」だったという。
それに対して M さんは「かっこよく」「感動があり」「稼げる」農業として「３K農業」というキャッチフレーズを10年以上前に掲げ、日本中の農業者に訴え続けてきた。15年ほど前から「がんばれ！社長」をお読みいただいており、武沢が提唱している「４K の経営」にもシンパシーを感じ、セミナー参加いただいた。

東北からお越しいただいた K さん（50）はネット事業を営んでおられる。来年のテーマが「社内改革」で、その行程表づくりのために参加された。来年は奥様と一緒に新年早々の「経営計画合宿」にも参加することになっており、目の色が挑戦者のものだった。

H さん（40）は来年、マレーシアのペナンに移住する。旅行ではなく移住である。奥様と小学生の子ども二人を連れての大冒険で、子ども二人は最初、現地の日本人学校に入り、翌年にはインターナショナルスクールに通うという。二人とも外国生活を熱烈歓迎しているというのが心強い。
H さんは現地であえて日本人と交流せず、日本語を使わない生活を送る予定で、人生のフル充電と新ビジョン選定を行うという。

もうひとりの H さん（45）はセミナー後、私がビルの外に出てくるのを待っていて下さった。「年末のご挨拶をしそびれましたので」という。
時計を見たら18時。ホテルで原稿を書く予定だったが、「軽く一杯」と品川駅前の居酒屋にお誘いした。H さんは来年、新事業に挑むそうだ。それに、今年参加したフィリピン視察セミナーでの出来事も聞かせてくれた。私が行きたい国のひとつがフィリピンだったので興味深く H さんのお話を伺った。

今回のセミナーでは、私が今年読んだ本のなかで最も感銘を受けた一冊をご紹介した。U さんもそれを読んでおり、来年はグリット力を高める一年にしようという言葉でセミナーを締めた。
グリットについては、またいずれ書いてみたい。

ホテルチェックインすると19時半だった。部屋で原稿を二本仕上げ、眠りについた。
次回の「経営セミナー in 東京」は2月9日（木）14時半スタート。