なにげなくセールスレポートを確認してみると、アメリカの Kindle ストアで『ウオダイ物語』が一冊売れていた。そこで英語サイトを確認してみたところブックレビューがひとつ書き込まれていた。それはこんな内容だった。(以下 Kindle ストアより転載)
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Amazon Verified Purchase
..If you read Japanese, of course.
At first I was a bit intimidated by the theme of this book – I was like, “wouldn’t that be another one of those ‘how to success-fully establish your business’ books that I probably won’t understand because I have no business degree or a background?”…..WRONG! I’m generally a mystery & comedy kinda person when it comes to books but even *I* was sucked into it from the get-go. It’s super quick & easy to read (only 1,000 pages and you can probably finish a page in 20-30 secs), which is a plus for someone who has trouble staying focused hahaAnyway, just read it! You won’t regret it. 🙂
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(以上、転載)
その URL は、こちら。 http://www.amazon.com/dp/B00ILADIZK
その意味は、「日本語が読める方なら是非。ビジネスの基礎知識がない私でもサクサクと読めました。そして内容が吸収できました。あなたが読まれても、きっと後悔することはないでしょう」★★★★★を付けてくれた。
日本 Amazon にアクセスできる方であれば、中国(東莞)、ベトナムからも「買えました」というメールを頂戴している。おそらくレビューのこの方もアメリカにお住まいの日本人なのだろう。そう思って投稿者の名前を見たら長女だった。彼女は今シアトルにいる。来月から Microsoft で働くはずだ。
私は「ウオダイ物語」のことを彼女に伝えたことはないので、恐らく家内から聞かされたか、Facebook 友だちなのででこちらの動向をつかんだのだろう。
そういえば、「ウオダイ物語」は長女をのぞく家族全員に下書きを何度も読んでもらった。そして、その都度、感想を聞いた。家内と私はウオダイさんを知っているし、奥様も知っている。だが、二人の息子は面識がない。ビジネスのこともほとんど知らないし、そもそも小説を読んだ経験も乏しいはずだ。そうした人がこれを読んでどう思うか、ということに興味があった。
最初のうちは「難しい」とか「疲れる」とか、辛辣なコメントが返ってきたが、稿を重ねるうちに小説らしい形に仕上がっていった。
最後は「なかなか良かった」と言っていた。「なかなか良いとは何ごとだ、この小説が分かる大人になれ」と言い返してやった。
私にとって小説デビュー作の『ウオダイ物語』は、ビジネス書を含めると 7冊目の本となる。ビジネス書と小説の違いは何かといえば、主人公がいるということだ。しかも人間が主人公なのである。
さらには、実在している人間が主人公なので「死」というクライマックスがまだ訪れていない。今なお人生まっただ中の実在人物が主人公という小説は稀であろう。しかもその人物は世間一般から見て、名もない人であり、世の話題をさらうような功績もない。ただ真面目に、ひたすら生きてきた人が主人公なのである。その場合、もっともむずかしいのは終わり方である。「死」という終わり方ができないし、ハッピーエンドかどうかも今なお分からない。まるで中間報告のような小説になる。そのあたり、プロの小説家だったら嫌がるテーマなのであろう。だったら、私がやってみようというわけだ。
これから私は小説を電子出版する。しかも毎月リリースに挑戦する。さらには、いずれもベストセラーにしていく。できれば 1,000人のビジネスピープルの生きた証を小説に残す。それが還暦男・武沢 信行の New チャレンジ である。
今年の人生目標? そんなのない。この 1プロジェクトのみだ。
★小説「ウオダイ物語」(電子書籍)
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3834