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加速する企業内ポイント制度

社員にポイントを付与して意識の高揚と期待する行動を引きだしたい。そんな会社が増えている。

たとえば、
・会議に出席し、建設的な発言をしたら1ポイント
・研修を受講し、期限までにレポートを提出したら2ポイント
・他店舗見学に行ってレポートを提出したら1ポイント
・支店の月間目標を達成したら8ポイント
・個人の月間目標を達成したら3ポイント

といった具合。逆に好ましくない行動は減点になる場合もある。

・経営計画書を紛失したらマイナス5ポイント
・遅刻をしたらマイナス1ポイント

半年間のポイントを集計する。あとは業績によってポイント単価が決定される。仮に業績が目標を上回って、ポイント単価が高くなると半期の賞与にポイントボーナスが加わって、多額の賞与がもらえる社員が出たりする。大いに励みになることだろう。

主旨は変わるが、大企業でもポイント制度に力を入れ始めている。
先ごろサントリー HD が発表し、今月からスタートしたのが社員の健康促進にポイントを与えるというもの。

有給休暇の消化は、心身の健康向上につながる。同社では2018年までに平均取得日数を現状の11日から16日以上に増やす目標を掲げており、今回のポイント制度がその達成を後押ししてくれることを期待している。
それは医療費の削減につながり、健康保険組合への保険料支出を抑えることができるという経済効果も見込んでいる。

サントリー HD のポイント制度の本気ぶりはこんなところにも。
グループの従業員約8500人を対象に専用サイトとスマホアプリを用意してある。従業員が個々に歩数や体重・血圧などを入力できるようになっており、生活習慣の改善目標を入れたり実績管理も可能になっている。そちらの個人目標も達成すればポイントが貯まるようになっているのだ

たとえば、
・健康診断の受診で300ポイント
・一日1万歩以上で10ポイント
・健康に関するセミナー受講で〇〇ポイント
といった具合。

それ以外にも幅広いポイントメニューが用意される計画で、ポイントは3000~5000ポイントで自社の特定保健用食品飲料や食品、家電製品などと交換できるという。

★サントリーHDの取り組み
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06853010T00C16A9TJC000/

自社の戦略テーマにあったポイント制度を設計してみよう。